試験開始！ ページ3
その、少年は私の元に駆け寄り手を握って来た。
「また会えて嬉しいな！あっちで話そうよ！」
！そういう事ね…
私は少年が助けようとしてくれている事に気づき、私も少年に向き合った。
『あの時の！あれから大丈夫だった？また会えて嬉しいわ！』
「そういう事だからトンパさん、お姉さん借りるね！」
少年は握っていた手を引っ張り歩き出した。
✼••┈┈••✼••
「もう此処まで来れば大丈夫かな」
受験者の中に紛れ込んだ後、少年はパッと手を離した。
『ありがとう、助けてくれて。私はA、１７歳。君は？』
キル「俺はキルア、１２歳。良かったね、Aさん。あのジュース下剤が入ってるんだ」
『Aで良いわ。やっぱり何かが入ってたのね』
キル「俺もキルアで良いよ。気づいてたんだ」
『まぁね。勘だけどあのジュースは怪しいなって思って』
キル「ふぅん、中々いい勘してるねA」
『ありがと』
お互い自己紹介をしてお喋りをする。助けてくれた時は猫を被っていたのか、今は少し生意気な感じだ。
「ウワアァーー！？」
すると、急に悲鳴が聞こえ、その方を見ると男性の腕がどんどん無くなっていく。
「あ〜ら不思議♦︎腕が花弁となって消えちゃった…♣︎
タネも仕掛けもございません♠︎
…気をつけようね。人にぶつかったら謝らなくちゃ❤︎」
何あの人…！あの人はヤバい…っ
キル「あいつやべーな…」
あの人の異様な雰囲気に周りもザワザワしている。
人を殺す事になんの躊躇も無いらしい。
そして＿＿＿
ーーチリリリリリ
ベルが鳴った。すると、一番前の壁が上がり、人が現れた。
「大変お待たせ致しました。只今をもってハンター受験者の受付時間を終了致します。
…では、これよりハンター試験を開始致します！」
『っ…！(よし！)』
これから始まる試験に不安と期待でドキドキと心臓が鳴る。
「最終確認です。この試験は運が悪かったり、実力が乏しかったりすると大怪我をし、最悪死に至る事もあります。
それでも構わないという方のみ私に着いて来て下さい。そうでない方は後ろのエレベーターから速やかにお帰り下さい。」
そう言われても誰一人動かなかった。もちろん私もだ。
「…承知しました。第一次試験４０５名全員参加ですね」
男性は後ろを振り向き大股で歩き出した。私達も男性に続いて歩き出す。
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Azuki(プロフ) - 紫愛さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2021年8月31日 3時) (
レス) id: 54d064f19a (このIDを非表示/違反報告)
紫愛(プロフ) - とても面白くて続きが楽しみです！更新無理ない程度に頑張ってください！ (2021年8月30日 15時) (レス) id: 1109385dea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Azuki x他1人 | 作成日時：2021年8月26日 1時
