ハンター試験 ページ2
ジンを探す為にハンターに成ると決意した日から１年後＿＿＿
私はザバン市のとある定食屋の前に立っていた。
情報収集をして分かったのは、この普通の定食屋が試験会場へ繋がっているという事だ。
なるほど…此処がハンター試験の会場だとは誰も思わないわね
ドアを開け中に入る。
「いらっしゃーい！ご注文は？」
『(確か…)ステーキ定食を１つ』
「…焼き方は？」
『弱火でじっくり』
「はいよ。奥の部屋へどうぞ」
この合言葉で会場へと繋がる部屋へ案内されるそうだ。
奥の部屋へ入ると、赤い机と椅子が置かれただけの部屋だった。
すると途端に部屋が揺れだした。
『！エレベーターか…』
反対側の扉の上に数字が表示されており、その数字はどんどん上がっていく。
ーーチン
暫くするとエレベーターが止まり、扉が開いた。
外に出ると、沢山の受験者がおり一斉に視線が私に集中した。
っ…異様な雰囲気ね…
「どうぞ、番号札です！必ず胸に付け紛失されませぬよう、よろしくお願い致します」
すると、渡された番号は４００番だった。キリが良い番号で少し落ち着いた。
「君、
すると、おじさんに話しかけられた。
『…どうして新人だと？』
私は目を細めて話しかけてきた小柄のおじさんを見る。
「俺、３５回も試験を受けてるから！ようは、試験のベテランだから新人かどうか分かるのさ！」
『へぇ…(３５回も受けて受からないという事は余程弱いか、他に目的があるか…)』
ﾄﾝﾊﾟ「俺はトンパってんだ。分からない事があれば何でも聞いてくれ」
そう言ってトンパさんは私に手を差し出した。
本当は嫌だが、渋々私も手を差し出し握った。
ﾄﾝﾊﾟ「お近づきの印にこのジュースをあげよう」
差し出された缶ジュースを暫く見つめ、私は受け取ろうか迷う。
『…いえ、お気持ちだけで大丈夫です』
ﾄﾝﾊﾟ「そう遠慮せずに！」
結果、断ったもののしつこく渡してくる。
一見優しく面倒見が良さそうだが、この人の瞳は信用できないと判断した。
『(多分、何か入ってるんだよな…)本当に大丈夫です』
ﾄﾝﾊﾟ「そう言わずに！」
まだ食い下がるおじさんにどうしようかと思っていると…
「あ！あの時のお姉さん！お姉さんもハンター試験受けるんだね！」
『え…？』
と、見知らない少年に話しかけられた。
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Azuki(プロフ) - 紫愛さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2021年8月31日 3時) (
レス) id: 54d064f19a (このIDを非表示/違反報告)
紫愛(プロフ) - とても面白くて続きが楽しみです！更新無理ない程度に頑張ってください！ (2021年8月30日 15時) (レス) id: 1109385dea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Azuki x他1人 | 作成日時：2021年8月26日 1時
