怯えなくてもいいよ【まふまふ】

42．大丈夫なんかじゃ…ありません！！　　まふside ページ43

「ん〜、あれ…朝になってる？？
　 あぁ！！誕生日……ってAは？」



起き上がって部屋を見渡す。

テーブルに書き置きが


『仕事に行ってきます！朝ごはんはちゃんと食べてね
　冷蔵庫に入ってるから』


　「…ごめんね。本当は…こんなつもりじゃなかったのに」


昨日に戻りたくても戻れない…


　「ごめん…僕が寝なければ…」


ポタッ


涙が頬を伝って流れ落ちた



　「今日でも…いいかな？
　 本当は、この時を大事に
　 一生の思い出にしようと…思ってたのに」









　「これを渡そうと…」


近くの引き出しから小さい箱を取り出す

その中には、きらめいている

『指輪』が



　「プロポーズ…しようと思ってたのに」


なーんてつぶやいていると
そらるさんからLINE





そらるどうだった?俺らが帰ったあと
まふまふもう、最悪ですよ!
僕、あの後寝ちゃったんです
そらるで???
まふまふ本当はプロポーズしようと思ってたのに
そらる今日じゃダメなん?
A何言ってるんですか!?
Aにとって誕生日は特別ですよ!!
だから、その日に籍も入れようと思ってたんですよ!?
そらるもし、断られたら?
まふまふそ、そんなこと言わないでよ!!!!
自信なくした…
そらるまぁ…頑張れ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
　「そらるさんってば…嫌なことを
　

　 でも、もし…断られたら？
　 どうしよう…。婚姻届も書いちゃったし(僕のところ)」





でも…言ってやる！！！
今日。

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