3話 ページ4
。
『鬼を連れた剣士？』
産屋敷「そうだ。
鬼殺隊の試験に合格している」
『それが今向かっているのか？』
産屋敷「ああ。
もう間もなく着く頃だと思うんだが」
『鬼ねぇ、』
煉獄「鬼を連れているなど……」
不死川「許されることじゃねぇぞ」
伊黒「その通りだ、不死川。
鬼を連れた鬼殺隊士など聞いたことがない。
即刻始末するべきだ」
胡蝶「まあまあ、落ち着いて下さい。
那田蜘蛛山でのこともありましたし」
甘露寺「私は、お館様のお心のままにっ」
『心底どうでもいいな。
だが、鬼を連れているのは許されることじゃない』
紅蓮寺の言葉に、柱全員が耳を傾けた。
紅蓮寺「ここは鬼殺隊。
鬼を滅する組織であり、鬼と戯れる場所ではない。
その剣士、明日ここにいる全員で会うことにしよう。
それから、どうするか決める」
不死川「どうするかって、どうすんだよ」
『生かすか殺すか、だ』
。
バタバタバタ
瑠璃羽「あ！終わったみたいよ！」
夏葵凪「うるさい！頭をあげるな！
柱の皆様が通られるんだぞ！」
胡蝶「あらあら、瑠璃羽ちゃんに夏葵凪くん。
お迎えですか？えらいですねぇ」
瑠璃羽「いえ！
少しでも師範のおそばにいたいんです！」
胡蝶「良い心掛けですね。
お二人には皆、期待していますからね」
『おう、二人とも来てたのか』
瑠璃羽「師範！」
夏葵凪「お疲れ様です。師範」
『ああ、今日は非番だから
久しぶりに町に出て何か食べに行くか？』
瑠璃羽「行きます行きます！」
夏葵凪「お供致します。師範」
『そうかそうか。
悪いな、胡蝶。そろそろ戻るよ』
胡蝶「仲がよろしいことで。羨ましいですね」
『はは、お前にもたくさんの妹たちがいるじゃないか。
また近いうちに菓子でも持ってお邪魔するよ』
胡蝶「はい。お待ちしてます。紅蓮寺さん」
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作者名：しょうが湯
| 作成日時：2019年9月17日 0時
