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第15話 ページ16

貴方side

貴方「珍しいですね、レイジさんから私を呼ぶって」

本部に移ってからは私が一方的にレイジさんに会いに来るだけだったのに珍しく呼び出された。

木崎「忙しいのに悪いな」

貴方「いや、私で役に立てるなら光栄ですよ」

お世話になったレイジさんの役に立てるなら喜んで。そう思っていると

木崎「修たちと一緒に入った新人の雨取だ」

と小さな女の子を紹介してくれた。

雨取「雨取千佳です」

貴方「私は狭川A。よろしくね」

千佳ちゃんに挨拶を終えると

木崎「正式入隊日は3日後。雨取はスナイパーとしてデビューするんだが、その前に狭川からもアドバイスしてくれればと思ったんだ」

とレイジさんが言った。

貴方「私がですか?レイジさんが教えてるなら大丈夫ですよ、私から言うことなんて何もないです」

レイジさんの教え方はいつも的確。
そんなレイジさんに教わったなら私から教えることなんて何もない。

木崎「いや、狭川は今ボーダー内でもトップクラスのスナイパーだ。多分、スナイパーの知識ならお前の方がある。何でもいいんだ」

そうは言われても…。

貴方「レイジさん、私が教えるの下手って知ってますよね…」

役に立ちたいけど、私は教えるのが下手。
それも壊滅的に。自覚あるって相当だと思う。
公平や陽介にもバカにされるし…。
と思っていると桐絵が

小南「そうよ!Aは感覚で撃ってるんだから教えるなんて無理よ!!」

話に割り込んできた。

貴方「なんか桐絵にだけは言われたくない!!」

桐絵だって感覚でやってるから教えるの下手なくせに!!

烏丸「…どうしたんすか?」

騒がしくなった私たちを見かねて京介が呆れたようにそう聞いてくると桐絵は京介に詰め寄りながら

小南「聞きなさいよ、とりまる!!レイジのやつ、千佳の指導をしてくれってAに頼んでるのよ!?」

と言った。
すると京介は真顔で私の方を見て

烏丸「Aさん、人に教えられるようになったんですね」

と言った。
この一言で火がついた私は

貴方「いいよ!教えてあげる!!千佳ちゃん行くよ!!」

とムキになって千佳ちゃんを連れて玉狛の訓練室に向かった。

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設定タグ:ワールドトリガー , 出水公平   
作品ジャンル:アニメ
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亜莉沙(プロフ) - 作者さんの名前と一緒でちょっと運命感じてます、小説面白いです! (2021年4月4日 20時) (レス) id: 363b9c8c34 (このIDを非表示/違反報告)
柊 亜莉沙(プロフ) - こまはるさん» ありがとうございます!もしかして僕らはこの日ですか?違ってたらすいません^^; (2016年6月15日 19時) (レス) id: 595dffac8c (このIDを非表示/違反報告)
こまはる - はじめまして!読ませていただきました。すごく面白いです!私もいずみんの小説書いているので、ぜひ見てください (2016年6月15日 18時) (レス) id: 696e4784d7 (このIDを非表示/違反報告)
柊 亜莉沙(プロフ) - ラミアさん» ありがとございます(^○^) 頑張ります(*^_^*) (2016年4月7日 12時) (レス) id: 595dffac8c (このIDを非表示/違反報告)
ラミア - すごい面白いです!更新頑張ってください(*゚▽゚*) (2016年4月7日 12時) (レス) id: dbdab6fec0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊 亜莉沙 | 作成日時:2016年4月3日 20時

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