第３章２節 「機密実験 前編」 ページ20
帝都大学医療センター どこかの病室
ー意外に簡単に仕留められたようだな。
副島はそうつぶやく。
古「不意討ちだったら、簡単に仕留められるんじゃないのか？だって、その行動は、
人の深層心理にー」
副「あの、長い話はやめてください。それと、パンドラの学者はどこだ？」
そう言った時だった。
(ドダンッ！)
勢い良く扉が開けられた。
そこにいたのは、銀縁の細い眼鏡をかけた真面目そうな若くて細身の男と、
彼とは正反対に肩幅の広い男だった。
肩幅の広い男は2人にとっては見たことのある男だったが、細身の男に関しては
見たことはなかった。
古「そこの細身の君、ドアを勢いよく開けるんじゃない。彼が目を覚ましてしまうじゃないか」
？「すみません。いつも研究所のドアは立て付けが悪くて、
その時と同じように開けてしまいました。あと、古牧さんでしたっけ？
あなたの注意は間違っています。私が彼の体内に入れた睡眠薬は、
決まった時間がたたないと、目が覚めないように分量が計算してあるんです。
この薬の開発のおかげで手術のときにも、
意識が戻るまでどれくらいか考えて治療が出来るんです」
さらに、細身の男は二宮のところに近寄り、二宮の耳の部分を指して言った。
？「あとほら、耳の穴のところに栓みたいなのがしてあるでしょう？これは、よく最近の電話で
ノイズが入らないようにしてある機能を真似たもので、我々は(ノイズカット)と
呼んでいるんです」
細身の男が説明を終えると、副島は周りを見渡して、言った。
副「でも、どうして隔離しなければいけないんだ？感染の心配は無いだろう？」
？「副島さん。あなたは知っていますか？この調査の情報を知っているのは、我々と、
ここのセンターの上層部(高い地位の人たちのこと)だけですよ？」
副「じゃあ、何でクレアとか言う女と、相葉には場所を教えたんだ？」
？「クレアの所属する(ルミナス)は、ここのセンターの裏と、
我々の研究所と手を組んでいます。それと、相葉はデュエラーです。
それと、二宮のソウルエッグの状態を知るために、(サイコメトラー)の相葉が必要なんです」
副「なるほど、意味はよく分かった。では早速実験を始めようか。
それとセンター長、彼は誰ですか？」
古牧は肩幅の広い男に言った。
第３章３節「機密実験 後編」→←第３章「トラブル・イヴ」 ＳＴＯＲＹ １節「作戦の始まり」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴神(プロフ) - 黒麗っち下さい《とある漫画から引用》展開がよすぎです！続きがとても気になります！ (2013年3月17日 18時) (
レス) id: 2a8f8ba781 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - 勝負、まだ決着ついていないんですか？ニノはどうなったのでしょうか… (2013年3月17日 2時) (レス) id: 2a8f8ba781 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - フェリの能力がついに見れる時がきましたね！ニノをどうやって元に戻すのか気になります！ (2013年3月16日 12時) (レス) id: 2a8f8ba781 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - 剣を交えるところで終わるなんてかっこよすぎです！次回はどうなるのでしょうかっ？（ワクワク (2013年3月15日 8時) (レス) id: 2a8f8ba781 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - どうしても今回の生田さんがロ○ーノにしか見えません… (2013年3月11日 22時) (レス) id: 2a8f8ba781 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒猫ニーファ | 作成日時：2013年2月22日 15時
