愛よ僕を導いてゆけ2(ym×in)

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知「で、やぶひかなんだけど…」

山「俺からしたら光くんが一方的に薮ちゃんに寄り添ってる感じに見えるんだけど…」

知「うん、僕もそう見える」

知「まさかのヒカが積もり積もってこうたを無理矢理押し倒したとか…」

山「えっ、えっ〜〜〜」

知「そのまま押し切られてるとか…」

そういう事なのか…

山「そんな…」

責任感の強い薮ちゃんだから…

でも、そしたら伊野尾ちゃんは？


知「まぁ、僕の勝手な想像だけどね…」

そ…そうだ、勝手な想像だ…

知「でも、伊野尾ちゃんよりヒカを選んだんだよね、こうたは。」

そ…いう事になるのか…

知「だったら、りょうすけは誰にも遠慮なくガンガン伊野尾ちゃんに行けばいいんだよ！！」

そうだよね…うん。俺、頑張る！！

ちょっと沈んでた心が浮上した。

山「ありがと、知念…

と、言い切らないうちに

知「何なら、ガバッと襲 って既成事実作っちゃえば？」

山「はあぁ〜〜〜〜〜〜あ？？」

とんでもない事を言って来た…あの知念が…うそだろっ…子供、子供してたのに… 目が泳いでたのが分かったのか

知「なんて、冗談だけど…」

そうだよな…と、ホッとする隙も与えず

知「でも半分以上本気！あのいのちゃんの事だものそのくらいやらないとりょうすけの気持ち通じないかもよ」

山「でも、俺いのちゃんが笑ってくれれば俺に向いてくれなくても…そんな無理矢理な事は…

知「嘘だね。じゃあ、僕がいのちゃんとどうにかなっちゃってもいいの？僕がいのちゃんを笑わせれば、いのちゃんにあ〜んなことやこ〜んなことしてもいいの？僕のモノになってもいいの？」

山「い…嫌だ…」

ボソッと言うと

知「声が小さくて聞こえないなぁ〜。何だって？」

山「やっぱり、俺に向かって笑って欲しい！！俺だけの伊野尾ちゃんになって欲しい！！」

知「よく出来ました。じゃあ、頑張るんだよ。」

と、両肩をバンバンと叩かれ
じゃあ、僕は帰るね。ご馳走様〜っと帰って行ってしまった。

きっと俺の落ち込みに気がついたんだな…

叶わない想いに心折れそうな事…

サンキュ！知念。

俺、頑張る。
薮ちゃんの事考える時間がないくらい伊野尾ちゃんに好きって言う。
淋しくないようにいっぱい抱きしめてあげたい。
たとえ、突っ張られても…俺でいっぱいにするんだ。

よしっ、今日はもう帰ってめざまし見るために寝よう。

っと、思った時にLINEが鳴った。

見ると伊野尾ちゃんからだった。

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