愛よ僕を導いてゆけ2(ym×in)

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身体中の力が抜けて脚に力が入らなくてなって崩れ落ちそうになった時、山田に支えられて尚もやめないキス…息が苦しくて背中を叩くとようやく離してくれた…

唇が離れた時、自分でもびっくりするような声が出てしまった…

『好き…伊野尾ちゃんが好き。俺ならずっと側にいてあげる。ずっと伊野尾ちゃんだけを思ってる。俺を伊野尾ちゃんの特別にして』

なんて直球に言ってくるもんだから、ちょっとドキっとしてしまった…

それに山田に抱きしめられてるのが嫌じゃない自分がいた…このまま縋り付きたい気持ちだった…。


ふと我に返って

『何やってんだ、俺…』

山田を振り切って部屋を出た。


家に帰って、ベッドに入っても寝れない日が続いてた…

1人になると涙が溢れて止まらない…

食べ物も喉を通らない…

食べたくもない…

無理矢理食べると吐いてしまうようになった…



2人を見るのが辛い…



なのに光とはラジオが一緒で…

普通にしなきゃ、普通に…


『薮と付き合ってるの？』

と、聞いてしまいそうになる…


もう俺の神経はボロボロだった…

痛い…

心が痛い…

胸がキリキリ痛む…


めざましで終わりでコンサートのリハーサルだった。

いのお飯も食べた後も吐いてしまって、フラフラの状態で事務所に行った。

顔色が悪いのは分かってるからめざましのメイクは落とさずに行った。

皆んなはもう既に来ていてリハーサルしていた。

曲が終わるまで待って入ったんだけど、やはり身体が言う事を効かない…

一旦休憩になってすぐ振付師に呼ばれて注意を受けた。

みんなに申し訳ない…

こんな個人的な事で…

みんなは俺が朝早いのを気を使ってくれるのが辛い。

山田がめざとく俺の所に来た。

『大丈夫？』

と声を掛けられたけど、笑って大丈夫と答えた。

だって、他になんて答えればいいんだよ。


すぐリハが始まり、しゃがんで立ち上がるって時に、目の前が真っ暗になって、その後の記憶がない。


気が付いたら、真っ白な天井が見えた…

「なんだ…ここは何処だ…』

と、身体を起こそうとした時、右手がなんか引っ張られてる気がした。

んっ？ホカホカしてる…

と、思ったら

山「んっ？伊野尾ちゃん目が覚めたの？」

と声がした…

『山田…？』

なんで山田が…

ってか、ここ何処だよ…

頭がぼーっとする。

山「ここは病院。レッスン中倒れて今まで眠ってたんだよ。」

倒れた？

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