愛よ僕を導いてゆけ2(ym×in)

52 ページ2

しゃぶしゃぶしながらまた話し出す。


山「薮ちゃんが側にいないなら俺が側にいてあげたい。伊野尾ちゃんには笑っていて欲しいんだ。」

知「だからガンガン行ってるの？」

山「あぁ、だって伊野尾ちゃん何考えてっか、分からねぇし、最初俺に相談して！って言ったけど、結局相談なんかしてくんねぇし、挙句倒れるし…だったら俺がガンガン行くしかねぇかって…」

知「うん。僕もそれでいいと思う。」


ばくっとしゃぶしゃぶした肉を食べながら、
やっぱ、高いと美味いねぇ〜っといいながら…


知「伊野尾ちゃん、前にも言ったけど、恥ずかしがりやだから自分からなんて行かないと思う。だからこうたともこうなったんだと思う。」


また肉をしゃぶしゃぶしながら


知「こうたからヒカの話が出る事はほとんどなかった。仕事の事以外では…あぁ見えてもヒカは薮、薮だった気がする…小さい頃はヒカはいのちゃんの事、嫌いなのかと思ってた事あるもの…なんか張り合ってる感じ…」

山「そう！それっ！！それは俺も感じてた…最初J.Jとyayaだからなのかと思ってたんだけど…海外ツアーで決定的だと感じた」

知「ヒカがいのちゃん蹴ったやつね…」

知「あの頃は素直にいのちゃんが間違ってヒカに怒られてんの見てヒカの機嫌が悪い。気をつけなきゃ！って思ってたけど…あれって、いのちゃんわざと間違えてヒカに怒られて俺達の気を引き締めさせてたんだよね…」

山「知念も気がついてたんだ…俺はかなり大人になってから気がついた。」

知「僕も大人になってからだよ。最年長(入所順)のいのちゃんなりのグループのまとめ方だったね。だってあれだけJ.Jでやってた人だよ。間違うはずがない…やっぱ頭いいよね…いのちゃんから言われても冗談かと思って言うこと聞かなかったよね、僕達…ヒカも気づいてなかったと思う。…多分気づいてたのは、こうただけ…。」

知「肉、火が通り過ぎてるよ…」

山「あ…あぁ」


気がついたら俺は肉をしゃぶしゃぶどころか鍋の底に沈めてた…


知「せっかくの高い肉なのに…まぁ、払うの僕じゃないからいいけどね…」

知「ヒカから迫って落としたとか…？」


俺は挟んでた肉を鍋の底に落としてしまった…


山「ち…知念？」


焦ってどもってしまった…

53→←51(ryosuke)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す