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やっぱり、猫耳があるんじゃないかと、歩く時、さりげなく山田の後ろに回って、本当に耳がないのか確かめてしまった伊野尾。
前を歩いていた山田がいきなり、ぐるりっと反転して
「…何ですか？」
って、睨まれて
「な…何でもないのだ！」
っと、慌てた。
「さっきまで意気揚々と前を歩いてたのが、急に後ろに回ったら怪しいでしょう！？…一体何なんですか？」
うっ、と言葉を詰まらせた伊野尾だったが
「や…山田は、俺が嫌いなのか？」
「…なんでそう思うんですか？」
「怒ってばかりいるから？」
っと、首をコテンと曲げるその仕草を見て眉間にしわを寄せて
「そういう人に媚びるような態度が好きではありませんね。人としてちゃんと仕事をしないその生活も…」
「…でも、俺は可愛いから、ずっと何もしないで、いるだけでみんなに愛でられてきた暮らしてきたのだから何もできないゾ！」
「……だ〜から、それが人として駄目だって言ってるんです！！威張って言うことじゃない」
「高木には【側にいてくれ】って言われた。【働いてくれ】とは言われていない。山田は俺を見ても可愛いと思わないのか？あくびしただけでも【可愛い】って言われる俺だゾ！？」
っと、大きなくりくりの目で覗き込まれて、びっくりした山田はマジマジと伊野尾を見てしまった…。
……確かに…可愛い…と思う。
今まで自分以外でこんなに綺麗な男は見たことがない。
来た時は野良猫のようにボロボロだったけど、今、自分がコーディネートしたらどうだ……。
さらさらの銀髪は来た時よりも伸びてかなり長いマッシュルームだけど、いまや自分がアイロンしてふわふわでお人形みたいになってる。
顔も目が垂れてはいるけど、大きくて若干グリーンがかって、不思議な色だ。まるで深い湖のようだ。
縁取るまつ毛が長い。
鼻筋も通ってて、男のように小鼻の主張がなく、女の子のようにすっと綺麗な鼻。
唇はぷっくらしてて柔らかそうで、いつも半開きでまるで男を誘ってるかのようだ。
喉ボトケもあまりでていないので、どこからどうみても女の子だ。
手がまた綺麗。
もみじ饅頭のような俺の手と違って、なんと綺麗なことか…。
【白魚のような手】とはこう言うのをいうんだな…っとひどく納得してしまう。
男としては決して高くはない(人の事は言えないけれど)身長だけど、細長い手足。
肩幅はあるけど、薄い…。
スタイルは抜群だ。
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rei(プロフ) - musicmans5962さん» musicmansさん、いつもコメントありがとうございます。ようやく新作まで辿り着きました。自分で思っていたより、番外編書いていてびっくりです。ちょっと時期が過ぎちゃいましたが、ハロウィンネタです。クリスマスも考えよう…かな？笑笑 (2019年12月5日 23時) (
レス) id: f8f72ff211 (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - きゃあ新作だあ（＾∇＾）総集編も嬉しかったんですが新作が読めて二重に嬉しいです。いのちゃんの可愛いさ癒されます＾＾ (2019年12月5日 8時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
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