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山「このっ、クソ猫ぉ〜〜！！俺の部屋の障子にスプレーしやがったなぁ〜〜っ！うわぁ〜〜っ！！」
伊「しゃかしゃか………あっ………」
水とゆで卵を入れた密封容器は、キチンと蓋をされておらず、いのちゃんのか弱い力では押さえられず、蓋が開いて、水も派手に溢れて、自分の顔に水がかかったもんだから、手を離してしまった密閉容器と中のゆで卵も殻も水も見事に身長の関係で涼介の頭に………。
し〜〜〜〜ん
と、したキッチンに
大「なんだ、またいのちゃん、山田になんかしたの……か？うえええぇ〜〜っ」
その悲惨な状況を一目見て、くるりと踵を返した大貴は
大「いや、俺は何も見てない。見えなかった」
と、呟いて出て行ってしまった。
怒りにふるふると震える涼介は
山「い〜の〜〜お、ちゃん！」
流石のいのちゃんもこれにはマズイと思ったらしく
伊「お、…怒っては駄目だ。落ち着け。山田」
山「………俺は落ち着いてる…ものすご〜く落ち着いてる」
伊「いや、『俺』になってる時点で落ち着いてないから。すまぬ。俺が悪かった。ごめんなのだ」
両手を合わせて、ぺこりと頭を下げるいのちゃん。
山「…いくら密閉容器でも蓋をキチンと閉めないと密閉にならないのが分からなかったのか？ああっ！！」
伊「し、閉めたつもりだったんだけど…」
山「いっつも、つもりつもりで、キチンと出来た試しがねぇよな？大体、すぐ謝ればいいと思って、【ごめん】で済めば警察いらねぇんだろっ！！」
伊「警察って天敵じゃないのか？」
山「…そういうことは知ってるんだな…」
伊「それより、早くシャワー浴びた方がいいゾ。なんか腐った臭いがするゾ」
山「あんたね…」
はぁ〜っと深く溜め息をついた涼介は『誰のせいだよ』と顔に書いてあったが、
山「もうこれではサンドイッチに出来ねぇから、別のを後で作ってやっから、床掃除しとけ。俺はシャワーを浴びる」
伊「なんなら、背中、流してやるゾ。高木に褒められるから、俺は上手いゾ。そういえば、山田の背中は何にも入ってないのか？高木みたいに…」
山「……まだ、私にはその覚悟が出来てないのかもしれません…」
伊「なんの覚悟だ？愛人か！？」
山「は〜あ？なんで私が愛人になるんですか？」
伊「…高木の第2愛人じゃないのか？」
山「……あんたの頭の中はシュークリームかっ？どうやったら、俺が若頭の愛人になるんだよっ！！」
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rei(プロフ) - musicmans5962さん» musicmansさん、いつもコメントありがとうございます。ようやく新作まで辿り着きました。自分で思っていたより、番外編書いていてびっくりです。ちょっと時期が過ぎちゃいましたが、ハロウィンネタです。クリスマスも考えよう…かな？笑笑 (2019年12月5日 23時) (
レス) id: f8f72ff211 (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - きゃあ新作だあ（＾∇＾）総集編も嬉しかったんですが新作が読めて二重に嬉しいです。いのちゃんの可愛いさ癒されます＾＾ (2019年12月5日 8時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
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