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山「…分かりました。じゃ、障子に電流流しときます!!それなら規則違反にならないでしょ!」

伊「しょーじってなんだ?村上ショージかそれとも成田ショージか??れ、れんにゅう?いちごにかけるあれか?」

山「……あなた、本当は分かってて言ってるんじゃないでしょうね…。そんな障子がどこにあるんですか?それに障子に練乳かけてどうするんですか?食べるんですか?あなたは…。で・ん・りゅ・う。電気です」

伊「電気を流すぅ?」

山「私の部屋に勝手に入ろうと障子に触ったら、ビリビリってする電気を流すんですよ」

伊「……なんでだ?」



かっち〜ん!って言葉が聞こえるくらいの涼介の顔色が変わった。


山「あんたが勝手に人の部屋に入るからでしょうがぁ〜〜。あんたには反省って言葉がないのか?あぁ!?」


流石に高木が動いた。


高「分かった、分かった。俺からよく言っとくから、今日はもう遅いし、勘弁してやってくれ。ほら慧も謝れ」

伊「嫌だ。なんで俺が謝らなきゃいけないんだ?俺は高木の正妻だゾ。何をしてもいいんだろ?」

高「いや、でもここは山田の部屋だし、山田の縄張りだ。そこに勝手に入ったおまえが悪いし、勝手に人のものを使っちゃいけない」


僕といのちゃんは元々は猫だ。
猫は縄張り意識が高い。

ガン!!ってショックを受けたいのちゃんは


伊「…そ、そうか…ここは山田の縄張りなのか…。それは勝手に入って悪かった。なら、障子にこうやってスリスリすると匂いがついて俺も近寄らないゾ」


と、山田の顔にいのちゃんが自分の顔をスリスリしたもんだから、大変……!!



高「おわっ!!慧っ!何してんだ!?」

伊「山田にマーキングを教えてる」



慌てて山田からひっぺがす高木に真っ赤になってる涼介。


高「山田も真っ赤になるな!」

山「……すみません…」

高「も、もういいだろう。ほらみんな解散だ。寝ろ、寝ろ!!慧っ!おまえには話がある」


と、しっかりいのちゃんの肩を抱いて自分の部屋へと向かった。



その後ろ姿に涼介は


山「明日、土曜日とはいえ、お休みじゃないですからね。組長のところに行きますからね、ほどほどにね…」

高「慧は連れていかねぇんだから、いいだろ」



と、手をひらひらと振って自分の部屋に消えて行った。


ふと隣を見ると大貴が両手を合わせて拝んでる。



知「……何、してんの?」

大「いや、いのちゃんも大変だな…っと思って…」

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rei(プロフ) - musicmans5962さん» musicmansさん、いつもコメントありがとうございます。ようやく新作まで辿り着きました。自分で思っていたより、番外編書いていてびっくりです。ちょっと時期が過ぎちゃいましたが、ハロウィンネタです。クリスマスも考えよう…かな?笑笑 (2019年12月5日 23時) (レス) id: f8f72ff211 (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - きゃあ新作だあ(^∇^)総集編も嬉しかったんですが新作が読めて二重に嬉しいです。いのちゃんの可愛いさ癒されます^^ (2019年12月5日 8時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rei | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2019年11月9日 7時

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