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伊「じゃ、【睡眠は美容の大敵】って言うからな、もう寝ようかな。あっ、その前にパックしようかな？やっぱり、女優になるならお肌のケアはちゃんとしないとな」
と、スタスタをいのちゃんは部屋を出て行く。
みんな何処行くんだ？
って顔をしてたが、涼介がハッとした顔をして
山「まさか……あの化け猫……」
と、呟いて走り出した。
なんだなんだ？
っとゾロゾロと後を追うと…
涼介のぎゃ〜〜〜っ！って、声が聞こえた。
苦手なお化けでも出たのか？
っと、小走りで騒がしい方に行くと、そこは涼介の部屋だった。
基本、ここは日本家屋なので、増改築した高木の要塞のような部屋以外は畳の部屋で扉も襖や障子だ。
だから、子分の部屋には自由に出入りが出来るんだけど、高木の右腕…いや、左…下手すると両腕とまで言われている涼介の部屋に誰も恐れて入るものはいない…。
だから、どんな部屋かも分からなかった。
噂では一面鏡張りなんじゃないかとか、ここにはトレーニングマシーン室があるけど、専用マシーン、すなわち【山田仕様】が特別にあるとかないとか、猫足のデカイソファーが置いてあるんじゃないかとか、部屋の半分はクローゼットじゃないかとか色んな噂が飛んでいたが、ごくごくシンプルな黒を基調とした部屋だった。
ただ、畳の上にフローリングの板が敷かれていて洋室になっていた。
入った瞬間、大貴が
有「ずりぃ〜、山田の部屋だけフローリングになってる」
っと、唇を尖らせた。
…っと、問題はそこではない。
部屋の中央に顔に真っ白なものをつけたいのちゃんがいた。
山「あなた、何してるんですか、人の部屋で！！」
伊「んっ？パック」
山「…それは見たらわかります。そうじゃなくてなんで人の部屋でパックしてるんですかって聞いてるんですっ！！」
伊「だって、ほら俺、女優じゃん。お肌は綺麗にしとかないとな。山田のその艶々とした肌に俺もあやかろうと思って」
いつの間にかもう【女優】になってるし、ってツッコミは飲み込んでおく。
山「そ、それは……SK-�轡好�ン シグネチャー 3D リディファイニング マスク 上下用……１枚3000円くらいする、私だって滅多にしないとっておきのヤツを……」
ガクッと膝をついた涼介。
あっ、ヤバい。
いのちゃん、逃げた方がいい……
僕の猫の本能がそう言っている。
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rei(プロフ) - musicmans5962さん» musicmansさん、いつもコメントありがとうございます。ようやく新作まで辿り着きました。自分で思っていたより、番外編書いていてびっくりです。ちょっと時期が過ぎちゃいましたが、ハロウィンネタです。クリスマスも考えよう…かな？笑笑 (2019年12月5日 23時) (
レス) id: f8f72ff211 (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - きゃあ新作だあ（＾∇＾）総集編も嬉しかったんですが新作が読めて二重に嬉しいです。いのちゃんの可愛いさ癒されます＾＾ (2019年12月5日 8時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
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