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山「あなた、人の話を聞いてましたか?私がたった今、アイドルの定義であなたを否定しましたよね?」

伊「なんでだ?なんで俺じゃアイドルになれないのだ!?こんなに可愛い〜俺なのに…」



両手で頬をに当て、こてんっと顔を傾げる。
…最近、思うんだけどさ、これって分かってやってるよね!?
確信犯だよね?
この可愛さを無視できる人間なんて世界中どこを探してもいないと思う。
現にあの鉄仮面をかぶった風紀委員の涼介でさえ、一瞬だけど顔が崩れる。



山「うっ……あなたね、自分、幾つだと思ってるんですかっ!!」

伊「永遠の18さ……痛っ…だから、叩くのやめて!!」


ぺんっと涼介がいのちゃんの頭を叩いた。


山「どの口が言うのでしょうか?」


涼介がさっと両手をいのちゃんの顔に向かって出すと、いのちゃんも流石に学習したらしくサッと避けて

伊「やめてぇ〜。女優は顔が命なのよ!!」

山「……アイドルになるんじゃなかったんですか?」

伊「だって、山田が歳でアイドル駄目って言うから〜じゃ、女優にしようかと思ってぇ〜」

山「まだ、女優のがいいんじゃないですか?あなた歌、下手だし。私、この歳になるまでこんなに歌に向かない声って初めて聞きましたよ」

伊「えっ?俺って歌、下手なの?」

山「えっ?自覚なかったんですか!?」


涼介は目がまん丸になってる。



伊「ええっ、知 念、俺、歌、下手なの!?」



うわっ、僕に振るなよ…。
これははっきり言うといくらなんでも傷つくよな…



知「……僕はいのちゃんの声好きだよ…」

伊「……具体的な言葉を言わないってことは…」

大「歌が下手なアイドルなんていっぱいいんだから、気にすんなよ。大丈夫だよ」


っと、大貴がいのちゃんの肩をばんばんと叩く。



伊「ってことは、やっぱり俺は下手なのか…」



がっくりと肩を落とすいのちゃん。



山「せっかく諦めてきてるのに煽ってどうすんですか?」


涼介は大貴をジロリと見る。


伊「うん、わかった。アイドルはやめる。女優になる!!」

山「だ〜から、なんで女優なんですか、そもそもあんた男なんだから、俳優でしょ!?」

伊「だって、ヤ☆ザの愛人の志麻姉さんって女優なんだろ、だったら愛人の俺は女優だろぅ?」

山「おっしゃってる、意味がわかりかねるのですが?そもそも、岩☆志麻さんは愛人ではなく正妻のハズですか?」

伊「ええっ?そうなの!?」

大「…うん、多分…」

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rei(プロフ) - musicmans5962さん» musicmansさん、いつもコメントありがとうございます。ようやく新作まで辿り着きました。自分で思っていたより、番外編書いていてびっくりです。ちょっと時期が過ぎちゃいましたが、ハロウィンネタです。クリスマスも考えよう…かな?笑笑 (2019年12月5日 23時) (レス) id: f8f72ff211 (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - きゃあ新作だあ(^∇^)総集編も嬉しかったんですが新作が読めて二重に嬉しいです。いのちゃんの可愛いさ癒されます^^ (2019年12月5日 8時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rei | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2019年11月9日 7時

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