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僕も床がツルッと滑ったけど、手をついてバク転をした。
「おおぉ〜〜さすが知 念だな」
っと、油を脇に挟んでパチパチする伊野尾に山田が
「【さすが】じゃねぇよっ！！てめぇ、なんてことしやがんだ！油を床にまく馬鹿がどこにいんだよっ！！」
思い切りお尻を打った山田は転んだその体制で、キッと伊野尾を睨んだが
「うむ、うむ。大丈夫だ！これをこうやって…」
っと、『じゃん！』と小麦粉を頭の上に掲げた。
一瞬にして蘇る、ケチャップの悪夢…
「わっ！や、やめろ〜〜」
「いのちゃん！やめ……」
の、言葉虚しく、2人の頭の上に
「あっ……」
っと言ったいのちゃんの手から小麦粉の袋はポロッと滑り落ち、途中で受け止めようと出した手に当たり、余計に2人の頭の上に広範囲に降りかかった……。
……し……ん…っと静まりかえったキッチンに
「なんだ、騒がしい…な……」
っと、高木が入って来たのと真っ白な山田が
「誰かぁ〜〜居間にある、日本 刀を持って来い〜〜〜っ！！」
と、叫んだのが同時だった……。
「こんのぉ、馬鹿猫を叩っ斬ってやるっ！！」
怒りにふるふる震えてる山田に伊野尾はしゃがみ込んでぺろぺろと顔を舐めた…。
「せっかくの綺麗な顔が台無しだな…」
舐められたところを押さえて小麦粉で見えないけど、きっと真っ赤な顔をしているだろう山田は
「だ、誰のせいだと……っ」
っと身を捩ろうとしたその時
「痛っ…」
っとお尻を押さえた。
「ケツが痛いのか？高木はケツに薬塗るの上手いから塗ってもらうか？今朝も塗ってくれたゾ…」
「慧っ！！」
と、高木が叫んだのと、山田が伊野尾の頭をスリッパで叩いたのはほぼ同時だった…。
「お前と一緒にするなぁ〜〜！！」
頭を押さえて伊野尾は
「なんで山田はそんなに怒っているのだ？アノ日か？？」
っと、ボソっと言ったのに素早く反応して
「お前がここに油なんかまいたからだろうがぁ〜〜」
と、またスリッパを振り上げたものだから、知 念がその手をバシッと叩いた。
高木は高木で伊野尾を後ろに回して庇った。
「どいてくれ、若頭」
「いや、慧のやったことは俺が謝るから、気を落ち着けてくれ、山田」
怒りにふーふー言ってる山田。
その間には知 念も立ちはだかる。
「落ち着いてる。充分、落ち着いた上の行動だっ！どかないとお前もぶっ飛ばすっ！！」
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rei(プロフ) - musicmans5962さん» musicmansさん、いつもコメントありがとうございます。ようやく新作まで辿り着きました。自分で思っていたより、番外編書いていてびっくりです。ちょっと時期が過ぎちゃいましたが、ハロウィンネタです。クリスマスも考えよう…かな？笑笑 (2019年12月5日 23時) (
レス) id: f8f72ff211 (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - きゃあ新作だあ（＾∇＾）総集編も嬉しかったんですが新作が読めて二重に嬉しいです。いのちゃんの可愛いさ癒されます＾＾ (2019年12月5日 8時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
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