7 ページ27
知 念は、猫が人間になれるのなら、視線だけで、何とか人を殺 せないかと今度、猫神社にお願いに行こうかと真剣に考えてしまう。
いや、逆にこいつを猫にしてもらうのはどうか!?
いやいや、そしたらいのちゃんも猫に戻るってなって…結局は同じか…くっそぉ〜〜〜。
っと、知 念は高木をずっと睨みつけていたので、真剣にテレビを見てなく終わった。
その間もソファーでずっとイチャコラしていた2人。
いや、正確には伊野尾は真剣にテレビを見ていたのだか、高木が面白くなくて、ちょっかいを出していたのだ。
CMの度にキスしたり、耳やせっかく隠した尻尾を出して、ずっとさわさわしたりして…。
伊野尾の綺麗なシルバーグレーの尻尾が高木の手に絡みつく。
元猫の知 念からしたら、その絵面はとても官 能的に見えた。
そして、改めて高木は元猫の伊野尾のことを本当に好きなんだな…っと実感した。
ちゃんと猫だったのを理解してまるごと全部愛しているんだ……
分かっていたことだけど、敗北感を感じる知 念。
そっと部屋を出ようしたら
「知 念。明日から山田の仕事を手伝うゾ!!」
驚いて振り返ると
「俺は高木専属の家政
と、自慢そうに言い切ったいのちゃんがいた。
…………だけど、僕は思った。
きっと、いのちゃんは明日は家政
だって………
「……慧っ!!」
と、本能を捨てた声とガバッと音がしたから…。
いのちゃんは高木のことを【ボスライオン】って言うけど、僕には高木はいのちゃんの前だと誰よりも仔猫だと思うよ。
そして、翌日、案の定、知 念の言う通り昼まで起き上がれなかった伊野尾は、お昼ご飯を食べに食堂までひょこひょことお尻を庇いながら来て、涼介が出来たものを食堂に運んでる隙にキッチンに入ってった。
……出来たものを食堂に運ぶのを手伝うのかな?
っと、知 念が手伝いながら思ったその時、大貴がキッチンに入ってったと思った瞬間、どった〜〜〜〜ん!!
っと、物凄い音がして、「痛ってぇ〜〜〜」っと声もした。
慌てて戻る涼介に大貴が「来ちゃダメだっ」っと叫んだけど、遅かったらしく、またしても、どった〜んと音と共に涼介の「痛っ〜〜」の声。
僕もキッチンに走った。
そこには……
油を手にしたいのちゃんと、床に転がってお尻を押さえてる2人がいた……。
174人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rei(プロフ) - musicmans5962さん» musicmansさん、いつもコメントありがとうございます。ようやく新作まで辿り着きました。自分で思っていたより、番外編書いていてびっくりです。ちょっと時期が過ぎちゃいましたが、ハロウィンネタです。クリスマスも考えよう…かな?笑笑 (2019年12月5日 23時) (レス) id: f8f72ff211 (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - きゃあ新作だあ(^∇^)総集編も嬉しかったんですが新作が読めて二重に嬉しいです。いのちゃんの可愛いさ癒されます^^ (2019年12月5日 8時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ