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「うっ、うわぁ〜〜キタぁ〜〜!!」

「僕も……」


夕飯は日没前に運んでもらっていたので、食べ終わった頃に頭とお尻がむずむずしだした。


「あ〜知 念の頭に耳が出て来てたゾ」

「当たり前でしょ〜。自分だって出てきてるし、大体何回目だと思ってるの!?ほぼ月一でしょ、もぉ」



ぴょこんと出て来た耳は伊野尾は銀髪の中からグレーが、知 念は黒髪から黒の耳だから、そんなには目立たない。


「ほら、万が一に備えて帽子かぶって」


と、用意したあった帽子をかぶせられる。

知 念にもかぶせてあげる。


「そろそろこのニット帽も暑いねぇ〜」


「しっぽ出てない?」


ジーンズだと窮屈なのでゆるゆるのスウェットだ。

くるりと知 念にお尻を見せる伊野尾。


「膨らんではいるけど、出てないよ」


っとお尻をぽんぽんされると


「にゃっ!!」


っと変な声が出てしまった伊野尾。


「あっ、ごめん。いのちゃんはお尻の方駄目だったんだね。僕は大丈夫。頭と顎のが駄目」


「気を付けてよぉ〜。それにしても始まらないね」


「そりゃそうだよ。11:15からだもん。まだまだだよ」


まだ7時になってもないのにテレビの前で鎮座している伊野尾に呆れたように言う知 念。


「…高木も遅いなぁ〜。一緒に見たかったのに〜」


膝を抱えて体育座りしている伊野尾に


「今、大学出の新入社員とか入って忙しいんでしょ?あの事務所…。大ちゃんが言ってたよ。これからのヤクザは若頭みたいに大学出のインテリじゃないと上にはいけないって。俺なんか下っ端で終わるんだろうな…って、でも若頭の役に立てればいいんだって。あんな鬼畜野郎のどこがいいんだろうね?毎晩、毎晩盛って…僕達は半年に一回だって言ってんのに信じらんないっ!」


「高木は家畜じゃないゾ!!立派なボスライオンだ!だから、繁殖は本能なのだ。…俺には子孫繁栄に貢献できないが…産めるなら産んでやりたいけど…」

「それに高木はパソコンには入ってないぞ!!」



………最近は山田同様、訂正が面倒くさくなってきて、あまり間違いを突っ込まなくなった知 念だった。


どうして、【インテル】がパソコンの半導体メーカーだと分かって間違がうんだろう…。と、謎は残るが…。


「…なんか飲み物持ってくるね」

「ここにあるよぉ〜」


と、ほぼ、飲み物専用の茶色の☆anasonic冷蔵庫を指差して言う伊野尾に


「そこのってビールと水しかないじゃん。他のが飲みたいの」

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rei(プロフ) - musicmans5962さん» musicmansさん、いつもコメントありがとうございます。ようやく新作まで辿り着きました。自分で思っていたより、番外編書いていてびっくりです。ちょっと時期が過ぎちゃいましたが、ハロウィンネタです。クリスマスも考えよう…かな?笑笑 (2019年12月5日 23時) (レス) id: f8f72ff211 (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - きゃあ新作だあ(^∇^)総集編も嬉しかったんですが新作が読めて二重に嬉しいです。いのちゃんの可愛いさ癒されます^^ (2019年12月5日 8時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rei | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2019年11月9日 7時

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