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「「「……な、なんだ……」」」
一行は外に出て茫然とした…。
スマホを一斉に向けられ、写真を撮る女、女、女…
『いたぁ、銀髪ちゃんよ！！』
『いや〜ん、本当可愛い〜』
『きゃ〜、黒の人におんぶされてる〜』
『おんぶしてる人、足、長っ！！」
『小動物系ちゃんも超可愛い〜〜！』
『本当、日本一顔面偏差値の高いホストクラブだわ！！』
………ホストクラブ…
そのセリフに全員は悟った。
高木は低い声で…
「あ〜り〜お〜かっつ！！」
「すんませんっ！」
と、条件反射で頭を下げる有 岡。
そこへ、山田と中島が戻って来て
「若頭、こっちへ…」
っと、人のいない方へ案内する。
「お、俺も降りて走ろうか？」
「いいっ、お前のトロさは知ってる。それよりしっかり掴まってろ！！」
中島と山田は顔を見合わせて、サッと高木の後ろにまわって、伊野尾の足の下に手を通して、騎馬戦のような体制で
「そこ左へ」
っと、指示を出しながら、走る。
『きゃ〜〜逃げたわよ〜〜！！』
『あっち行ったわ』
『そっちよ！』
階段を降りて、人気のないところに着いた一行は、伊野尾を降ろして
「…な、なんなんだ……一体…」
山田が徐にスマホを高木に差し出す。
「…これは……」
「どうやら、さっきの亀での有 岡の【ホストクラブ】の嘘を間に受けてSNSが凄いことになってて…」
「ええぇ〜〜〜、俺が悪いのぉ〜！？」
「検索ワードやトレンド入りしてて…みんなが何処行った？っと探し回ってます」
「ネットで【平成！跳！】で検索しても出て来ない、秘密のクラブか！？とか、憶測が憶測を呼んで…」
「特に伊野尾ちゃんが凄い人気で、銀髪が目立つのでこれ、買って来ました」
山田は伊野尾の頭に被り物を被せた。
「…やまだっ…やっぱりお前、俺のこと嫌いだろ…」
「…なんでですか？」
「ぜっ〜たい、嫌がらせだ、こんなの……」
それは【恐竜】の被り物だった。
「仕方ないでしょう、あなたネズミは絶対ヤダ！って言ってたし…」
「うっ…、ネズミは嫌だけど…猫なら…」
だって、ネズミは餌だから…猫のプライドが許さないのだ！！
「猫は無かったんです。文句言わない！」
ビシッと言われ、ボソボソ独り言を言う伊野尾。
「…ぜっ〜たい、さっきの【おかぁさ〜ん】って言ったの根に持ってるよな…カラスみたいなヤツだな…男はもっと心を広く持ってだな…」
「聞こえてるからな。いや、十分、広いから…」
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rei(プロフ) - musicmans5962さん» musicmansさん、いつもコメントありがとうございます。ようやく新作まで辿り着きました。自分で思っていたより、番外編書いていてびっくりです。ちょっと時期が過ぎちゃいましたが、ハロウィンネタです。クリスマスも考えよう…かな？笑笑 (2019年12月5日 23時) (
レス) id: f8f72ff211 (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - きゃあ新作だあ（＾∇＾）総集編も嬉しかったんですが新作が読めて二重に嬉しいです。いのちゃんの可愛いさ癒されます＾＾ (2019年12月5日 8時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
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