♪ペットショップラブモーション番外総集編(tk×in)

家政夫のイノオ 1(tk×in＋ym＋ar＋cn) ページ30

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今日はいのちゃんが真剣にテレビを見てる。

大ちゃんから借りたDVDとやらを…。

僕は興味ないので、見なかったけど…。


いのちゃんは、


「うむ。これは役に立つ！！覚えておこう！」


と、言って頷きながら見てる。


僕はどちらかと言うと【時代劇】っていう、頭にちょんまげが乗ってるヤツのがお気に入りなんだ。特に人の恨みを晴らすの！！あれ、いいよね。スカッとするね。


見終わるといのちゃんは徐ろに立ち上がって、大ちゃんと、山田の手伝いしてくる〜っと、行ってしまった…。


おいおい、お目付役の僕としては付いて行かなくては…。



まず、いのちゃんは洗濯している大ちゃんを捕まえて


「俺も手伝うぞ！」

「ええっ！？」


っと、驚く大ちゃんを無視して、洗ってある洗濯物に手を出した。

次から次へと洗濯物を洗濯物ハンガーに干してくいのちゃん。

干し終わって満足そうに


「うむ。これで良く乾くぞ！！こうしてアーチ型に干すと良く乾くのだ！分かったか、大ちゃん！！」


っと、満足そうに腕組みして頷いてる。


「よし、次は山田だな…」


っと、そこを後にして、いのちゃんはキッチンへと向かう…。


残された大ちゃんは、いのちゃんが干したのを見て、膝を崩して床に座った…。


「……干す前にパンパンしないでしわくちゃのまま干しやがって……。何が、分かったか、大ちゃん！！じゃねぇよっ！！あのヤロー……ぶっ飛ばしてやる」


っと、結構マジ切れな大ちゃんはいのちゃんの後を追ってキッチンに向かう。


僕もその後をついて行く。



キッチンでもいのちゃんは山田相手に


「みそ汁にはこれっ！！」


っと、じゃじゃ〜んっと、自分で効果音を付けて

ケチャップを後ろから出した。


山田の顔色が変わって、


「よせっ、何をする、やめろ〜〜」


っと、まさかの展開に一歩及ばず、いのちゃんは、ケチャップをドバッと入れた…いや、思い切りぎゅっとしたもんだからふたが取れてほぼ全部入ってしまった………。


「あれっ？」


っと、ケチャップをむむむっ、と見つめるいのちゃんだったけど、山田も膝からがくっと崩れ落ちた…


「水から昆布で出汁を取ったみそ汁……」

「すまぬ。でもきっと大丈夫だ！！みそ汁にケチャップを入れると隠し味になるのだ！覚えておくといいぞ、山田」


次は………っと、キョロキョロするいのちゃんに、大ちゃんと山田が……。



「もう、いいから、じっとしとけ！！」

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