2 ページ29
若頭の手が緩んで、俺はようやく地上に舞い戻った。
「そうか、俺の部屋か…」
っと、呟く若頭。
酸欠の頭で、俺が今、締められたのは『そこっ?』って理由だ…。
「うむ。面白かったぞ。俺は着物着なくていいのか?」
「着たいのか?」
「ん〜〜、着たことないから着てみたいかもしれない、けど動きづらそうだからいい…。ところで、あの男の背中よりも高木の背中のが綺麗だな。身体も高木のが全然かっこいい…うむっ、んん………っ」
と、若頭がいのちゃんの口を口で塞いだ…のはいつものことで…。あの凛々しかった若頭は何処に行ったの?ってくらい、今じゃ、所構わず、いのちゃんとイチャイチャしてる…。
「そこまで誘ってくれるなら、夕食前の一 発といくか…」
唇を離した若頭は
「おいっ、お前等、しばらく奥の部屋に近づくなよ!」
今の何処に誘う要素があったのか分からないけど、俺達下っ端は
「へいっ!!」
っと、しか言えない……。
哀れ、いのちゃんは何が何だかんだ分からないようだったけど、若頭に横抱きされて奥に消えた……。
帰って来た時は物凄く機嫌が悪かったのは明らかだ。
今までだったらみんな一発、二発は殴られる覚悟だったのに…。
いのちゃんで、すっかりご機嫌になった若頭…。
––––––お、俺は悪くない!!…っと、思う…。
若頭の機嫌はいのちゃんが犠牲共に成り立っているとは誰も口には出来ない…。
みんな、いのちゃんに感謝してる。
そこへ山田が
「あの様子じゃ、しばらくは戻って来ないでしょうから、ご飯、先に食べましょう。片付かないし。」
と、呆気とられてる他の組員を食堂に追いやる。
「…何にも役に立たないんだから、せめて若頭の機嫌ぐらいは直してもらわないと、ここにいる意味がないですからね、あの男」
っと、誰もが思ってても口にしない一言を吐いた。
by rei
…すみません、「更新しばらくしません」なんて大口叩いて、舌の根も乾かないうちに更新して…
どうしても書きたいのがあって、それの前振りです。
他のもちゃんと更新します…すみませんm(_ _)m
rei
家政夫のイノオ 1(tk×in+ym+ar+cn)→←極妻 1(tk×in+ ar)
147人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うさこ(プロフ) - やっと番外編を読めて嬉しいっす(*^ー^)知念ちゃんとのお風呂講座も楽しかったです。高木くんがヤキモチ焼いてるのも面白いし。でも優しいから二人の事、大事にしてくれるから嬉しくて暖かい気持ちになりました。お風呂の話だけに温まりました(笑) (2020年10月10日 1時) (レス) id: 1d86e2ca18 (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - Nayuさん» Nayuさん、コメントありがとうございます。ペトラは凄くリクエストが多かったので、番外編をまとめました。最後には新しいのを入れます!! (2019年11月4日 13時) (レス) id: f8f72ff211 (このIDを非表示/違反報告)
Nayu(プロフ) - 大好きなペトラだ〜!嬉しいです(*≧∀≦*)もう何回も読んでてみんなのセリフも分かってるんだけどニマニマしながら癒されてます。 (2019年11月4日 12時) (レス) id: dde7df5103 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ