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だから、ご主人様と一緒に見ていたニュースとかには詳しかった。
政治経済やスポーツや芸能、そして一般常識は物凄い詳しい。
なのに、線路や信号機のルール、車や自転車が危ないとか、縄張りとか、野良猫のルールや、知らない人に付いてってしまったり、餌付けされると処分されてしまうこととか、全然知らない。
それどころか【雨】や【雪】さえ知らなかったからね。
きっと前のご主人様がそういう日はいのちゃんを一歩も外に出さなかったんだろう…。
そんな何不自由なく暮らしていたはずなのに……
僕が来るのを待って、2階の窓から見える姿も優美で
【深窓の令嬢】
と、野良猫仲間ではまで有名だったのに…。
……実際は雄で皆びっくりしたけど…。
あの白い洋館の豪邸に住んでいたいのちゃんが何故、神社の軒下に箱に入れられているのだろう？
悲しそうに鳴いて走り回ってると、聞いた…。
鳴き疲れて眠ってるいのちゃんの目元には涙が溜まっていた。
僕は、そっとその箱の中に入って舐 めてやると、無意識に、ゴロゴロと喉を鳴らした。
目が覚めた時に一緒に僕がいるのにびっくりして
『ここはどこだ？』
と、僕に聞いて来た。
僕はここは神社というところで、いのちゃんは捨てられたのだ、とはっきりと告げると
『違うっ！！俺様は捨てられてなどない！」
『だって、その箱に入れられてここにいるってことは……
『断じて、俺様は捨てられてなどいない！！』
と、その綺麗なサファイアブルーの瞳をう る う るとして言う。
最初から野良猫の僕には理解し難い。
どうして、自分を捨てたご主人様を庇うのだろう？
真っ赤な顔して
『すっ……捨てられてわけじゃない。ただちょっと、世間を知るように外に出されただけだ』
そう言うけど……。
もう何回も何回も繰り返して、言い争いになる。
僕も、はっきりすっぱり言ってやった。
『いい加減、捨てられたって現実を認めなよ！』
『違う』
違う、違う、っといつもはのんびりしてるいのちゃんなのに、このことに関しては冷静ではいられないようだ。
『養い親は、俺様のこと大好きだって、いつもそう言ってたんだ。これは単なる修行の旅だ』
意外と強情ないのちゃんはそう言い張る。
でも、僕は納得しないよ。
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うさこ(プロフ) - やっと番外編を読めて嬉しいっす(*^ｰ^)知念ちゃんとのお風呂講座も楽しかったです。高木くんがヤキモチ焼いてるのも面白いし。でも優しいから二人の事、大事にしてくれるから嬉しくて暖かい気持ちになりました。お風呂の話だけに温まりました（笑） (2020年10月10日 1時) (
レス) id: 1d86e2ca18 (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - Nayuさん» Nayuさん、コメントありがとうございます。ペトラは凄くリクエストが多かったので、番外編をまとめました。最後には新しいのを入れます！！ (2019年11月4日 13時) (レス) id: f8f72ff211 (このIDを非表示/違反報告)
Nayu(プロフ) - 大好きなペトラだ〜！嬉しいです(*≧∀≦*)もう何回も読んでてみんなのセリフも分かってるんだけどニマニマしながら癒されてます。 (2019年11月4日 12時) (レス) id: dde7df5103 (このIDを非表示/違反報告)
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