71 ページ21
と、勢いよく抱きついてきたから、そのまま後ろに倒れた。
伊「痛ってぇ〜」
山「ごめっ……」
と、いいながら離さない山田。
山「…キスしてもいい？」
と、蚊の鳴くような声で聞いてくる…
伊「山田のキス好き」
と、ぎゅと抱き返した。
山田の唇が俺の頬に触れる。
それから目尻に…瞼に…鼻先に。
顔のあらゆるところが山田の唇によって愛撫された。その優しいキスにおれの躰が甘く溶けていく。
ようやく唇に来た時は俺からも口を開けて舌を絡めた。絡まり合う舌が蕩けていくような錯覚を覚える。
伊「ぅん、はっ……んんぅ……っ」
思わず声が漏れる…
ようやく唇が離れた時には、頭の中には霞がかかっていた…
山「いのおちゃん…凄くえ…ろぃ顔してる…」
呼吸を整えながら耳元で
伊「今度こそ、俺の【初めて】もらってね」
と、囁いた。
山田がボンって効果音がするくらい真っ赤になった。
山田が何か言おうとしたその時、
ドアが全開に開いていてメンバー全員が入って来て
薮「お前らそこでおっぱじめんなよっ！！」
俺と山田はびっくりして声も出なかった…
あっと言う間にメンバーに囲まれて
「おめでとう」
と、口々に言われて、誰に言われたか分からなかった。
大「いつまで抱き合ってんだよ。ヒューヒュー」
と、言われて慌てて立ち上がった山田。
立ち上がった後は俺の手を取って立ち上がらせてくれた。
更にみんなに「ヒューヒュー、熱いねお二人さん」
伊「いつから見てた？」
やっと俺は口を開いた。
知念が腕組みして
知「最初から」
伊・山「最初から〜？」
思わず声が揃った。
知「2人で何回か残ってるのに僕が気が付かないとでも思ってたの？」
伊「知ってたの？」
知「うん！でも何で残ってるかは知らなかったし、食事に行ってたのも圭人から聞いたから何か怪しいな？って思ってたら、今日も2人、中々帰らないから、みんなで帰った振りして残った。幸い、鍵かかってなかったから、扉少し開けて聞いてた」
山「あっ鍵掛けるの忘れてた…」
伊「ば…馬鹿…」
俺は頭を抱えた。
山「ごめん…自分の事務所だから気が緩んでた…」
薮「最初、映画の演技指導してたから、いのおらしいなって思ってたら、まさかのいのおからの告白…と、思ったら山田の土下座…何事〜って思ったわ」
大「そしたら山田がいのちゃん押し倒すしキスするし、始まっちゃうのかと思った…出て行って止めた方がいいのか迷った」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 592人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rei(プロフ) - まじゅさん» ありがとうございます。 (2017年8月30日 20時) (
レス) id: 1d3bbf9d73 (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - い の や まさん» ありがとうございます。またやまいの書いてますので、よろしかったら読んで下さい。 (2017年8月30日 20時) (レス) id: 1d3bbf9d73 (このIDを非表示/違反報告)
まじゅ(プロフ) - reiさん» 読みます〜！ (2017年8月30日 20時) (レス) id: 3ddd68d214 (このIDを非表示/違反報告)
い の や ま - 完結おめでとうございます！伊野ちゃんと涼介が好きなのでこの作品見つけた時は即座に飛び付きましたttttt新作待ってます！ (2017年8月30日 8時) (レス) id: 375a60423e (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - まじゅさん» 新しいお話。やまいのにしました。良かったらまた読んで下さい。 (2017年8月30日 7時) (レス) id: 1d3bbf9d73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
