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山田は立ち上がり、俺を立たせた。
ふと目が合った…
さっきまでの冷たい目ではなくて切なそうな目をしてた…
山田はゆっくりと両手伸ばして俺を抱きしめてきた…
山「好き……いのおちゃんが好き…どうしようもないくらい好き…」
と、言ってぎゅーとして来た。
山「分かってる。いのおちゃんが俺の事何とも思ってない事くらい…」
伊「…何とも思ってないって勝手に決めつけんなよ」
山「えっ…？」
伊「気がつかなかったけど、キスシーンの指導山田に頼んだのはきっと無意識に好意があったからだと思う…じゃなかったら自分からキスはしない…と、思う…薮や大ちゃんに頼まなかったのも2人にはキス出来ないからかもしれない」
山「いのおちゃん…」
伊「山田にキスされて嫌じゃなかった…うぅ〜ん、気持ち良かった…もっと…って思う自分にびっくりしてる」
山「本当に…」
伊「食事やデート楽しかった。スーパーの買い物でさえ楽しかった…俺…俺、山田の事好きだと思う…」
伊「でも嘘から始まった付き合いだったからそれが全部【嘘】なのかと思うと俺…」
山「嘘じゃない！！あの【や、った】のは嘘だけど、後は全部本気だから！」
山田が身体を離して俺をガクガク揺さぶる…
伊「本当？」
山「俺でいいの？」
山田の真剣な眼差し
伊「俺でいいの？じゃなくて、山田がいい…」
山田に【ちゅ】とキスした。
鼻と鼻が触れ合うくらいの距離で
伊「ごめんな、12年も待たせて…」
伊「改めてよろしくな…
と、言い終わらないうちに山田がズルズルとしゃがみこんでった。
伊「山田！」
俺もしゃがみこんで
山「嘘…、いのおちゃんが俺の事好き？」
伊「うん！」
山「俺が嘘ついたからその仕返しじゃなくて？」
伊「子供じゃあるまいし、そこまでやらねぇよ」
俺は思わず笑ってしまった…
山「本当に、本当？」
伊「何だよ〜俺が山田の事好きじゃ駄目なのかよ〜…わっ、山田泣いてんのかよっ！？」
山「だってぇ〜いのおちゃんが俺の事好きになってくれるなんて思ってもなかったから…」
と、ぐずぐす泣き出した。
伊「もぉ〜俺達の絶対エース様が何言ってんだよ」
手で涙をぬぐってやった。
山「俺にはいのおちゃんが絶対エース様だったよ。いつだってキラキラしてたよ。」
と、鼻をすんすんしながら言った。
伊「おまっ、目、悪いんじゃねぇの？」
山「そんな事ないっ！12年前からずっと綺麗で可愛くて賢くて憧れてたんだからっ」
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rei(プロフ) - まじゅさん» ありがとうございます。 (2017年8月30日 20時) (
レス) id: 1d3bbf9d73 (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - い の や まさん» ありがとうございます。またやまいの書いてますので、よろしかったら読んで下さい。 (2017年8月30日 20時) (レス) id: 1d3bbf9d73 (このIDを非表示/違反報告)
まじゅ(プロフ) - reiさん» 読みます〜！ (2017年8月30日 20時) (レス) id: 3ddd68d214 (このIDを非表示/違反報告)
い の や ま - 完結おめでとうございます！伊野ちゃんと涼介が好きなのでこの作品見つけた時は即座に飛び付きましたttttt新作待ってます！ (2017年8月30日 8時) (レス) id: 375a60423e (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - まじゅさん» 新しいお話。やまいのにしました。良かったらまた読んで下さい。 (2017年8月30日 7時) (レス) id: 1d3bbf9d73 (このIDを非表示/違反報告)
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