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side-ryosuke
結局、また
【嘘】
とは言えず、普通にいのおちゃんを送ってった。
お互い翌日に早朝からの仕事があったから、送っただけ。
…に、しようと思ってたのに…いのおちゃんが降りる時に
伊「お別れのちゅーは？」
なんて可愛い〜事を唇突き出して言うから 、軽く唇だけ合わせて帰るつもりだったのに…唇が離れた瞬間、
伊「もっと…」
と、もう一度唇を合わせて来た。
いのおちゃんの舌が滑り込んで、舌と一緒に俺の理性を溶かしていく。
舌を俺の方から深く絡め取り、後頭部をガシッと押さえ、更に深く合わせ唾液が混じり合うほど貪った。
飲み込み切れない唾液がいのおちゃんの唇から溢れ出す。
12年間憧れ続けた人が今、俺の腕の中にいる。
愛しくて、愛しくてこのまま滅茶苦茶にしたくなる。
【嘘】を【本当】にしてしまいたくなる…。
隠し続けて来た想いが、唇に触れた途端溢れて来て止まらなくなったあの日。
ほんのちょっとの悪戯心だったのに、優しいあなたは俺を受け入れてくれた。
直ぐに言わなきゃいけなかったのに、憧れ続けた人が目の前にいて笑ってくれる。触れられる幸せに、どうしても言えない…
なのにあなたはどんどん綺麗になって、みんなに注目されて、ふわふわとどっか行ってしまいそうで…
あの時、本当に俺のものにしてしまえば良かったのに…そう何度も思った…そしたらこんなに苦しまなかったかも…
『好きだ』
『好きだ』
『好きだ』
口付けながら何度も心の中で叫んだ。
苦しいのかいのおちゃんからドンドンと胸を叩かれて我に返った。
唇を離すと、んふっ……、と甘い声が漏れた。
そのままいのおちゃんの顎に伝う唾液を舌で舐めとった。
顔を離して見つめ合うと、ふいに白い綺麗な手が俺の頬を包んだ…
伊「どうしたりょうすけ？」
と、言われて始めて涙が出てる事に気が付いた…
つい
山「慧と一緒にいれるのが幸せ過ぎて…」
と、ボロっと本音が出てしまった…
いのおちゃんは、ふふっ、っと笑うと、俺も、っと言って抱きしめてくれた…
これはセリフはあの【嘘】がなくても、普通に告白しても言ってくれるんだろうか？
いや…やっぱりそんな事はない。
どうしよう……。
山「このまま離れたくない…」
と、ぎゅっとすればいのおちゃんもぎっと返してくれた。
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rei(プロフ) - まじゅさん» ありがとうございます。 (2017年8月30日 20時) (
レス) id: 1d3bbf9d73 (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - い の や まさん» ありがとうございます。またやまいの書いてますので、よろしかったら読んで下さい。 (2017年8月30日 20時) (レス) id: 1d3bbf9d73 (このIDを非表示/違反報告)
まじゅ(プロフ) - reiさん» 読みます〜！ (2017年8月30日 20時) (レス) id: 3ddd68d214 (このIDを非表示/違反報告)
い の や ま - 完結おめでとうございます！伊野ちゃんと涼介が好きなのでこの作品見つけた時は即座に飛び付きましたttttt新作待ってます！ (2017年8月30日 8時) (レス) id: 375a60423e (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - まじゅさん» 新しいお話。やまいのにしました。良かったらまた読んで下さい。 (2017年8月30日 7時) (レス) id: 1d3bbf9d73 (このIDを非表示/違反報告)
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