3 ページ29
大「…まぁ、そうかな？何か言いたいことがあったら、俺に言えばいいよ。通訳してやっから」
得意げに顎を上げてる大貴。
そもそも論点がズレてるのは気にならないのか？
伊「じゃあじゃあ、今、俺が考えてることが分かるか？」
大「はっ？…う…うん、多分…」
大きな垂れ目をキラキラさせて、大貴に詰め寄るいのちゃん。
いや、きっと僕でも分かる…と、言おうと思ったら、いのちゃんは大貴の手を取り、手の平を自分の若干膨らんでる胸に当てた。
伊「さあ、何だ？」
大「どうせ、あれだろ？お腹空いたから、なんか食べる物持って来てじゃねぇ…」
大貴がそこまで言ったところで扉がバ〜ンと開き
高「おいこらっ、有岡ぁ〜〜何やってんだぁ〜！！俺の慧に何、触ってんだぁ〜っ！」
凄い勢いで高木が入って来たかと思ったら、大貴をベリッと剥がして、いのちゃんを抱きしめた。
哀れ大貴は畳の上をゴロゴロ転がって行く。
まるでアルマジロのように…。
……良かった…さっき大貴と代わらなくて。
野生の危険本能が働いた、まだまだ僕は猫の本能を失っていないようだ、うんうん。
大「痛ってえ〜〜っ！！俺から触ったんじゃねぇし、いのちゃんが勝手に俺の手を自分の胸に当てたんだし」
後頭部を押さえて痛がる大貴だが、鼻じゃなくて、おでこか赤いのは何故だろう？
高「俺の慧がそんなことするわけねぇだろっ！」
大「本当だって、なぁ、いのちゃん！！」
2人がいのちゃんを見るが、いのちゃんは
伊「凄い！凄いのだ！！俺が心の中で【高木が早く帰って来ますように！】って思ったら、本当にすぐ、帰って来た！大ちゃんは俺の気持ちが読めるんじゃなくて、魔法使いかもしんない！！」
と、さっきよりも更にキラキラした目で高木を見上げる。
……それは、【あざと】すぎるよ、いのちゃん。
大「ほ〜ら、俺のせいじゃ…」
高「慧っ！！おまえはなんて、可愛い〜ヤツなんだ。そんなに俺がいなくて淋しかったのか？そうかそうか、じゃ存分に愛し合おうな」
全くもって大貴の言葉など耳に入ってない高木は勝手な解釈をして、そのままいのちゃんの腰を抱いて自分の奥の部屋へと連れて行く。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 287人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うさこ(プロフ) - reiさんこんばんわ。読み返したらありました！指輪もらってました。すっかり忘れてて😥相変わらずないにゃーで良かった😊知念ちゃんと大ちゃんの関係も気になる😁 (2021年10月5日 0時) (
レス) @page30 id: f4957992c9 (このIDを非表示/違反報告)
けーまま(プロフ) - きっと、都市伝説やら何やらを探しに、山ちゃんをイラつかせ、高木くんをハラハラさせるのでしょうか(*´∀｀*)猫のいのちゃんの解釈が気になりますね笑 (2021年10月4日 13時) (レス) @page31 id: ec2812ad48 (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - うさこさん» うさこさん、はい、世界一のネズミを見に行った帰りの車でもらってます‼️…多分…読み返してないけど、書いたと思う💦笑。ペトラは自分でも勉強しながら、スマホ検索しながら書くので中々大変…😅笑 (2021年10月3日 13時) (レス) id: cf54ff708b (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - けーままさん» けーままさん、コメントありがとございます。相変わらず思い込みの激しい高木さんです。なんか書き始めたら、お話がどんどん膨らんで来てます。久々かも、こんなに話が頭を浮かぶのは…スランプだったのかな？生意気にも…😅 (2021年10月3日 13時) (レス) id: cf54ff708b (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - うさこさん» うさこさん、こんにちは。いにゃーはなんか大騒ぎの予感がします。頑張ってお話書けたらいいです。今日はW☆WOWは総集編？season1をまとめて放送ですね。もちろん、撮ってます！また続けて見ちゃおうかな？ (2021年10月3日 13時) (レス) @page30 id: cf54ff708b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
