ペットショップラブモーション♪番外総集編3(tk×in)

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みんなの動きがピタリと止まった。

し〜んと静まりかえった食堂。



伊「最後、【食べて】ってあったから、食えるのか？」

山「いや、あれは最後【はーと …食べて】だったでしょうよ」

伊「じゃあ、【はーと】は食えるのか？」

山「いや、その食べてじゃなくて…」

伊「【その】じゃなかったら、どの【その】なのだ？」


ねぇねぇ〜〜山ちゃ〜〜ん。


と、猫撫で声で山田にまとわりつく伊野尾。


みんなの肩が揺れだす。
笑いをこらえているのだ。

それを見た山田は


山「若頭、笑ってないでなんとかしと下さい！大体【えっ ち】だって実地訓練してるじゃないですか！？」

伊「んっ？誰と誰が【えっ ち訓練】しているのだ？」

山「違う！【えっ ち訓練】じゃありません。【実地訓練】です。【体験による学習】と言う意味です」

伊「んんっ？誰と誰が【体験による学習】をしているのだ？」

山「その…あなたと…若頭ですよ！」

伊「俺と高木が【えっ ち訓練】しているのか？」

山「ちが〜う、【えっ ち訓練】じゃない！！…んっ、いや…違わないか！？あれっ？？」


ふははっ、っと
手を叩いて笑う高木に山田は


山「ちょっと笑ってないで、なんとかして下さいっていってるじゃないですかっ！！なんかいつも以上にしつこいんですけど、この猫！」

伊「ふえぇ〜？しつこい、俺？俺ってしつこいのぉ〜！？」


……なんか、おかしい……。


誰もがそう思った時に高木がふと目の前の空のコップに気がついた…。


高「…まさ…か…」

知「えっ、いのちゃんビール飲んじゃったの！？」



ギギギと音がしそうな程、不自然に伊野尾の方を見ると……。


顔が赤いし、目尻がほんのりピンクになっているし、若干、涙目だし、段々呂律が回らなくなってきている。
飲んだあとに歌って踊ったから急激に酔いが回ったらしい。

そして、こともあろうか山田に絡み始めた…。

ビールからいつの間にか日本酒に変わっていて、一升瓶ごと、山田に向かって差し出している。

伊「はぁ？やまらは俺の酒が飲めないってか？ほら、もっと飲めっれ…」

山「はあ？誰に口聞いてるんですか、ダ・レ・に！！」

伊「や・ま・ら！」

山「命の恩人に向かって呼び捨てはないでしょうよ！山田様とお呼びなさい！！」

伊「や・ら！！やまられいいのら…」

山「…なんか呂律が回ってない気がしますけど、大丈夫ですか、あなた。舌ったらずなのは元からだけど…」

伊「【べったら漬け】？？」

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