捌、 炎柱と水柱 ページ9
『おーばなーいさーん?』
俯いた顔を覗こうと姿勢を変えまくるが、その度にヒョイヒョイと視線をそらされる。
………ふぅむ。くまっちゃったなあ←
蜜璃「Aちゃん………無自覚って恐ろしいわ…」
『え?』
ホワッツ
伊黒「(さっきの笑顔に加えて人形と寝ているなど……ありえないありえない可愛すぎる……
それならいっそ俺と寝ろ…←)ネチネチ」
蜜璃「((キュンッ伊黒さんが珍しくキュンキュンしてるわ!)」
何なんだろう………なんか悪いことでもしたかなぁ?
訳もわからず悶々としていると、元気一杯のあの声が店の中に響いた。
「よもや!Aではないか!久しいな!」
振り返ってみて吃驚仰天。
『きょ、杏寿郎さん!?』
入口から入ってきて店員さんの"いらっしゃいませ"を完全無視して大きな声をかけてきたのは、炎柱の煉獄杏寿郎さん………と、
あれ、その隣ってまさか……………
「………(Aか。久しいな、今度また)鮭大根(作ってくれない)か。」
『……言葉足りなさ過ぎて私鮭大根ってことになってるんだが。』
水柱の冨岡義勇さんが立っていた。
珍しい組み合わせだなぁ。
杏寿郎さんがこちらに近づいてきて、近くの席に腰掛けながら口を開いた。
煉獄「珍しく顔ぶれが!揃っているな!皆は夕餉か!」
『そうだね……蜜璃ちゃんは既にデザートだけど。』
私は天丼を片付けなきゃ………
杏寿郎さんは蜜璃ちゃん達のテーブルに視線を移すと、小芭内さんにやっと気付いたようだった。
煉獄「よもや!伊黒も来ていたのか!顔が赤いが!大丈夫か!」
『? え』
赤い?
言われてみて小芭内さんの方を見ると、先刻まで伏せていた顔が上がっていた。
杏寿郎さん達に気付いて上げたんだろう。
なるほど、顔が赤いからプルプルしていたと…………
でもなんで顔が赤いとプルプルするんだろ…………←
伊黒「…別に何もない。」
そう一言言うと、小芭内さんはまたそっぽを向いてしまった。
なんでだろーうなんでだろーう♪ななななんでd(
『ねえ天元さん(コソッ』
私は天元さんのシャラリとした頭の飾りをくいくいと引っ張った。
天元「ぅん?…なんだ?」
『なんで小芭内さん真っ赤なんだろ。風邪かな?』
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文字数……早く原作入りたい
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あい - 不死川さんの漢字間違っていますわ (2020年9月26日 10時) (レス) id: 317a966a03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木苺の星 | 作成日時:2020年5月25日 22時