ワケあり生徒会！ 暗殺一族の少女はワケありです。２

６２話 ページ16

〜(人２)side〜




手紙を受け取ってから数時間後。
今は２人だけの夕飯を食べている。




(人１)「ほら、これも食え。残したら分かってんだろうな(^言^)」


(人２)「嫌いなものは嫌いなの。あと顔怖いからね」





私は好き嫌いが多い。
あれも嫌いこれも嫌いといって今まで食べてこなかった。
でも、(人１)と一緒に暮らし始めてからというもの(人１)に食べろと言われ嫌々食べている。





(人２)「まっず…おぇ…」


(人１)「おい吐くな」


(人２)「吐いてない。おぇって言っただけだし」



何て茶番をしているうちに食べ終わり(残した)お風呂やら何やらと済ませる。



全て終わり各自の部屋に戻った。
そこで今日渡された手紙を読んでみることに。





ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


金坂 (人２)



久しぶりだね。(人２)。
私たちのこと覚えているかい？
って、あんまり覚えてないかな？
あの時(人２)はまだ小さかったもんね。
小さかった(人２)には本当に申し訳ないと思ってる。
自分勝手なのは分かってるがあの時の事は忘れて、もう一度私たちと一緒に暮らさないか？
近々、(人２)に会いに行くから。
母さんも会いたがってる。



　 父さんより


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー






手紙を読んでいる手が震え手紙を落としてしまった。
手だけではなく体全体的に震えて思わず後退りをしてしまう。






(人２)「と、父さん…」






なんで…









なんで今になって手紙なんて送ってくるの…？









本当に申し訳ないと思ってるの…？









まだ小さかった私にしたことを今更謝るの…？









なんで…









(人２)「何で今更…会いたいなんて言うの」









私はもう会いたくないのに…









私にしたことを忘れてまた一緒に暮らそう…？









ふざけるな…









あの時の事を忘れるなんて出来るわけない









あの時したことを許せるわけない









だって、お前らは私に…









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“虐待”をしていたんだから

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