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時止まり ページ5
「どこがいいかな…」
Aはパレードをどこで見ようか悩んでいた。
「できるだけ前がいいよね。」
Aはそう呟き、場所取りを始めた。
「Aちゃーん！どこ〜？」
美由紀は周りを見回しながらAを探した。
「おかしいな…こっちに行ったと思ったんだけどな…。」
「Aちゃーん！Aちゃーん！」
呼んでも返事がない。
「こうなったら…」
美由紀は他の人に尋ねてみることにした。
「すみません、赤髪のポニーテールの女の子見ませんでした？」
美由紀は男性に声をかけた。
が、男性は振り向きもしたなかった。
「すみません、すみません！」
何度も揺さぶったが返事はなし。
「…！」
美由紀は怖くなり、あたりを見回した。
なんと、時が止まっているのだ。
「どういう事…？」
「私だけ動ける…なんで？」
美由紀は走り出した。
「とにかく、Aちゃんを探さないと…！」
シンデレラ城あたりまで来ると、空に奇妙な光があった。
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