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★拐われたB★RS★ ページ8

『しろひげ?』

「?」

 Aとロックは首をかしげる。

「あんたら知らないのか!?
白ひげっていやぁ、"四皇"の一人の海賊さぁ。
春島(ここ)白ひげ(あいつ)の縄張りってわけよ」

『あ、ああ〜………そっか。なるほど』

「??」

 Aは無理やり納得する。
 ロックはまだ理解できていないようだ。

『ボソッ))ここは私に合わせて納得するフリして』

 Aはロックにささやく。
 ロックはうなずいた。



 _______やがて食べ終わり会計を済ませるとAたちは店を出る。
 Aは伸びをして言った。

『さーて、ご飯食べたし次の島に行きますかぁ。ここにはデッドマスターも他の異世界人(ひと)もいなさそうだしね』

 ロックはうなずいた。
 もと来た道を歩いていく。
 ロックはふと足を止めた。後ろを振り返る。
 さっきから後をつけられている感じがするのだ。

『?どうしたの?』

 Aは止まっているロックに気づき声をかける。ロックは黙って後ろを見ていたが視線を前に戻す。
 Aは首をかしげて尋ねる。

『何かいた?』

 ロックは首を振る。

『行こっか』

 Aは歩き始める。
 ロックもその後に続いた。


 やがて曲がり角に差し掛かった時、ロックは何者かに口を押さえられた。

「!!?」

 ロックは動揺して暴れようとする。しかしふわりとした甘い匂いがして、フッと意識を手放した。
 ロックはそのまま連れ去られていった。

『………あれ?ロック?』

 ロックがいないことに気づいたのは、数歩進んだ頃だった。


★動揺、そして捜索★→←★とある島で★



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作者名:ブルー★アース | 作成日時:2020年11月1日 14時

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