少女は"黒き岩の射手"と旅をする【Onepiece×B★RS】 (ページ2)

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★とある島で★ ページ2

ザザ～ンという波の音。
　川神(かわかみ) Aは自然ある砂浜に一人ポツンと立っていた。

『‥‥‥来ちゃったよ』

　Aは呟く。

『さ～て、ここどこだ～？』

　Aは左に取り付けてあるスコープで島の周辺を調べる。

『人はいないってか』

　Aはぶつぶつと言いながら、奥に町か村かあるのではないかと思い歩き出した。
　森の中に入るとムワッとした熱気が顔にかかる。

『暑っ！』

　Aはパタパタと上着をはたく。
　森、いやジャングルの中で、どういう動物かわからない声が響き、バキバキと木が倒れる音が時折聞こえてくる。

　＿＿＿＿数時間後。
　いくつかわかったことは、この島に人はいないようだということ。動物たちは皆大きく攻撃的なこと。食(く)えるのか食えないのかわからない果物がなっているということ。

『異世界人ここにいない系？長(おさ)め、無人島に落としやがって。
せめて船とか用意してくれれば良いのに！』

　刹那(せつな)。
　重々しい銃声が響き渡る。
　Aはピタッと足を止めた。

『‥‥‥何だ？』

　スコープで音がした方を見る。すると遠くで、大型の虎(トラ)と戦っている一人の少女が見えた。

『何やってんねんも～！』

　Aはため息をつき、勢いよく走り出した。