青い炎とハリネズミと私【ソニック】 (ページ30)

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Blue28:もう１つの隠し事ページ30

ASaid

ベネツィアの看病をした２日後。
私は今、迷っている。
ソニックたちはカオスエメラルドを集めようとしている。７つ全て集め、元の世界に戻れるよう試すのだと。
私は、ソニックたちが来る前に拾ったあの青い宝石のことを考えていた。
あの青い宝石は、間違いなくカオスエメラルド。いずれソニックたちに返さなくてはいけない。でも、私は今この生活が楽しかった。
一人には慣れている。それにキューバがいるからそんなに寂しいと思ったことはなかった。
でもソニックたちが来て、にぎやかになって、楽しかった。
でもソニックたちは一刻も早く元の世界に帰りたいハズだ。私の場合は戻りたくないけどね。
A｢ソニック、シャドウ、シルバー｣
ソニックたちは私を見る。
ｿﾆｯｸ｢どうしたA？｣
ソニックが尋ねてくる。
A｢実はね、皆に言ってないことがあるんだ｣
ｼｬﾄﾞｳ｢『言ってないこと』？｣
シャドウが反応する。
私はスーッと息を吸って言おうとした。
刹那(せつな)。
キューバ『A～～～！！』
キューバが大声を出して飛び込んできた。
おい。人が重大なことを言おうとしたってのに。いやでも好都合か。
っていうか何でそんなに慌てているの？
ｿﾆｯｸ｢どうした？｣
ソニックが尋ねる。
キューバ『A！ベネツィアが目を覚ましたよ！』
私は素早く反応した。