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Blue19:青い炎 ページ21

ASaid

人喰い野バラは絶叫を上げる。
私はその隙に人喰い野バラの口に飛び込んだ。
自分が何を考えているのかわからなかった。ただただソニックを、彼を助けたいという思いと駆り出される衝動に身を任せていた。
ドボンッ!と薄緑色の液体に入る。たぶんここが人喰い野バラの胃だ。
ソニックは底にいた。ぐったりとしていて目を閉じている。そして右手には何かを握っていた。
それが何なのか今の私にはよくわからなかったけど、そういう場合じゃない。
私はソニックを抱える。
そして目を閉じて意識を集中させる。
胸が熱くなる。
そして次の瞬間、私は力を爆発させた。



シャドウSaid


突然Aから出現した青い炎。
植物は炎を消そうと躍起になっている。その時蔓が緩むのを僕は察知した。
シャドウ「"カオススピア"」
僕はカオススピアで蔓を切る。シルバーとキューバも解放され、地面に着地する。
植物はまだ炎を消そうとしている。しかし炎は一向に弱まる気配はない。
あの植物の中にソニックとAがいる。
早く助けださなければ。
僕は手に力を込めた。
キューバ『待ってシャドウ』
キューバが僕を止める。
キューバ『Aなら大丈夫だから』
何を言っているんだ?
その時シルバーが 「あっ!」 と声を上げた。
シルバー「シャドウ、あれ見てみろよ!」
僕は前を向く。そして驚愕した。
植物が苦しみあえいでいる。そして次の瞬間、内側から爆発した。
僕とシルバーはとっさに目をつぶる。
数秒後目を開けると、あの植物の姿はどこにもなく、ぐったりとしたソニックを抱えるAが立っているだけだった。

Blue20:緑色の宝石→←Blue18:衝動



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設定タグ:ソニック , シャドウ , シルバー   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:ブルー★アース | 作成日時:2020年9月6日 10時

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