. ページ35
緑side
紫「しげ？大丈夫？？」
赤「んんん、、」
流星と話していると、はまちゃんの慌てた声が聞こえてきて、視線を移せばしげが蹲っている。
朝から顔色も悪かったし、やっぱり無理してたんやろうか。
様子のおかしさに気づいて、集まってきたメンバーで声をかけても顔面蒼白のままぐったりと頭を垂れて座り込んだまま反応らしい反応も返ってこない。
青「しげどうしたん？」
紫「や、わからへん、顔色は悪いなあって思ってんけど急に、、」
緑「しげ〜？聞こえとる？」
しげの前にしゃがみ込んで、左手はしげの手を握って、右手でとんとんと肩を叩きながら声をかける。
左手にきゅっと握られる感覚はあったものの、声を出すことはできひんみたいやった。
緑「意識はあるみたいやな」
握った手をそのままに、脈に触れてみるとドクドクと伝わってくる脈圧は弱い。
照史が隣にしゃがんでは、しげの顔を手で支えながら虚な目の下を軽く引っ張る。
紫「うわ、真っ白やん」
橙「貧血、、低血圧もありそうやな。ソファに寝かせよ」
桃「俺抱えるで」
動けないしげをのんちゃんがそっと抱き上げて、楽屋のソファに横にさせる。
その間にカバンからブランケットを出して、横になったしげの足の下にはさんで足をあげるようにする。
緑「しげ、大丈夫やで。楽になってくると思うから」
目眩もするであろうしげの目元を自分の手で覆いながら声をかけると、小さくこくりと頷くしげ。
はぁはぁと浅く、早かった呼吸が徐々に落ち着いてくるのを目で確認しながら、空いた手でしげの手を握る。
まだひんやりと冷たい。
緑「無理せんでなって言うたやろ？心配やねん」
赤「ん、、ごめ、、」
緑「よしよし、次からちゃんと言うてな」
くしゃりとさらさらの黒髪を撫でると、苦しげだった顔がなんとなく穏やかにゆるんだのは気のせいではないと思う。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 430人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りく(プロフ) - はさん» 書くのが遅いかもしれませんが、それでも良かったら、、！リクエストいただけたら嬉しいです！ (2022年6月28日 13時) (
レス) id: d55341bf94 (このIDを非表示/違反報告)
は - リクエストって募集中ですか？？ (2022年6月25日 12時) (レス) @page45 id: 5cd6a02849 (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - いえいえ！これからも頑張ってください！ (2022年3月15日 8時) (レス) id: b8e014e1da (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - 碧さん» とんでました、、！碧さん、気づいてくださってありがとうございます！ (2022年3月15日 7時) (レス) id: d55341bf94 (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - ｢そばにいてくれたから｣なんですが、1話分とんでいませんか？気のせいだったらごめんなさい！ (2022年3月15日 6時) (レス) id: 9539863a6a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りく | 作成日時：2022年3月2日 17時
