はんぶんこ 2

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黄side





赤「、、おれがセンターで、嫌やない？」



俺らに背を向けたまましげが口を開いたのは、10分ほど後のことやった。









黄「なんで？お前しかセンターは務まらへんよ」


赤「センターなんやから、もっとちゃんとせんとって。俺がグループの顔なんやからって、センターらしくない、、センターがグループの足引っ張ってどうするんって、、」


桃「は？誰そんなこと言うやつ」


黄「のんちゃん、待って」


赤「言われたのは一人からやったけど、みんなそう思ってるんじゃないかって思いはじめたらなんか、どうすればいいのか分からへんくなって、、センターってなんなんやろ、俺がみんなの足引っ張ってもうてるとか、申し訳なくて、、そしたらな、夢に出てくるねん。お前はグループのお荷物や、やめろっていろんな人に言われんねん、夢やって分かってても、怖くて」


黄「しげ、、」


赤「それならみんなの足引っ張らんように頑張ろうって思うけど、でも、メンバーもそう思ってるかもって思ったらどうしようもなくて、、おれ、」









桃「しげのあほ！5歳児！」


赤「あ、あほって、、」


桃「も〜！前から言うてるやん！俺たちのセンターは唯一無二！他とはちゃうの！しげしかセンターはつとまらへんの！俺らが言ってることより、他の人の言うこと間に受けんなや」


黄「そういうこと。しげ、こっち向いてや」




ゆっくりとこっちを向いたしげの目はうるうるしてて、目元は真っ赤に充血しとる。



ぽんぽんと頭を撫でてやると、少しだけ安心したように目元が和らいだのがわかった。


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