Freesia ' n.nkl ページ9
⚠大学生設定 ー nkl said
「ねぇ、中野くんって宇宙人とか信じる？」
『なんですか、急に』
サークルの飲み会で隣になったA先輩から突然喋りかけてきたと思えば現実味ない突飛な話題。
「次のネタでね使いたいんだけど、
私たちのコンビ2人とも宇宙人信じててね？」
「だから現実派っぽい中野くんに聞こうと思って」
『確かに信じてないですけど…』
「でしょ？なんでなの？絶対いるじゃん！」
『どう考えても非科学的じゃないですか？』
「わかんないよ？
形が変えれる宇宙人もいるかもだし」
「あそこの変な動きした彼も宇宙人かもよ？」
そう言って指さした先には酔って変なネタしてる見慣れたタンクトップのヤスさんがいた。
『ヤスさんはそうかもしれないですけど』
「否定してよ 笑」
そんなくだらない話をして、へらへら笑いながらビールをあおるA先輩の頬はどんどん赤く染っていく。
『A先輩、お酒強かったんですね』
「なーに？弱いと思われてた？」
『いや、あんまり飲んでるとこ見たことなくて』
「強くもないけど、人並みかなぁ…」
『そうなんですね… 初めて知りました』
そんなこと言ってるけどハイペースでゴクゴクしてるし、もう5杯目だからなかなか強い方な気もする。
「ちょっとこっち向いて、中野くん」
『なんですかっ、って』
「うっわぁ、度めっちゃ強いのかけてるね…
そんなに目悪いの？」
『そんな急に眼鏡取るのやめてください、
見えないんですから、』
「あー、ごめんごめん そりゃそうだ」
『わかったでしょう、僕の目がすごい悪いの』
「ごめんね、ずっと気になってたの 笑」
そんな台詞を言いながらこちらに笑顔を向けるA先輩は可愛いし、近づく度に香るシャンプーの匂いが甘くて年上なのにあどけなさを感じさせる。
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作者名：枢 | 作成日時：2024年2月16日 0時
