第01話 ページ2
きた…
ついに…
ついに手に入れた…‼
『やったああああああぁぁぁぁ‼』
念願のニコニコ超パーティーの
チケットを手に全身で喜びを
表現する私
ついに…ついに会える…!
iPhoneの電源ボタンを押し
もう何回見直したか分からないほど
見返している出演者欄を見つめた。
牛沢…レトルト…MSSP…
“ 最 終 兵 器 俺 達 ”
ほんとに会える…
画面越しでしか見たことのない
あの人に‼
それにしても…
「今回…本当に豪華メンバーだわぁ…
あああああぁ!
そうだ!はやく杏に連絡しないと!」
プルルルル…
プルルルル…
2人して当選祈願したからなぁ
どんな反応するだろう?
相当喜ぶだろうな…
想像するだけでも頰が緩むのを感じた。
ガチャ
『…もしもし?』
「杏‼‼ 超パのチケット!手に入ったよ!」
『うえぇえええ!?まじ!きたああああぁ‼』
「まじです!ちゃんと空けといてね!」
『ああぁぁ…キヨに会える…死ねる…!』
杏は最俺のキヨを溺愛していて
キヨの実況動画の話になると
マシンガントークがなかなか止まない笑
『うはあああぁぁ…早く会いたいなぁ〜‼
あ!そういえば今朝投稿してた実況見た!?……』
それから二人で
他愛もない話をしてから電話を切った。
ベッドの上で、ついにチケットを
手にしたという余韻に浸りまくる。
当日どんな服着て行こうかなぁと悩みつつ
立ち上がり
おもむろにクローゼットを開ける。
ガラガラ…
今は10月ということもあり
朝夕の気温の差が激しく
服の調整もし辛い。
うわぁ…まじか…全然服ない…
よぉし!
奮発して買っちゃおうかな!
いや、まてよ
チケット買ったばっかだし
お金ないんだった…
くそぉぉぉ
もういい!これとこれでいいや!!!
髪はどうしようかなぁ♪
ようやく伸び始めた髪の毛先を
指先で遊びながら、
どんな髪型がいいかパソコンで探し始める
……⁉
夢中で調べ続け、
ふと時計を見ると
夜中の1:30を回っていた。
「やば!寝ないと!」
パソコンの電源を落とし
アラームをセットし布団に入った。
時間も時間だったので
すんなりと眠りについた。
「早く…会いたいなぁ。(小声」
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作者名:芽依子 | 作成日時:2015年11月29日 4時