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ウサギ ページ8

頭の中の俺は、絶賛迷子中。


これが恋だとしたら
こんなの初めてだし


どうしていいかわからないし。


TAKAが言うように
一時的なものかどうかもわからない。


健「もしそうなったら、どうしたらいいの?
相手かわいそうじゃね?」


優「・・・お前はほんと、優しい子に育ったな。
お父さんは嬉しいぞ」


TAKA「お母さんもよ」


健「だめだこりゃ」



俺を差し置いて
二人は完全なる酔っ払い。



俺の手を握って

遺産はあなたに全部あげる!

とかわけわからない家族ごっこを始めた。



そんなやり取りを前に
静かに微笑む大将。



健「大将、俺どうしたらいい?」


大将「考えても、仕方のないことです。
恋というのは。」


健「、、考えるよりも、感じろ?てこと?」


大将「そういうことです、かね?
ほら、噂をすれば」



大将の目をやった先に
Aさんの姿を見つけた。



大将のお告げ通り
考えるよりも、先に体が動いた。


トイレにでも行ってたのか
個室に戻って行く後ろ姿。



健「Aさん」



振り返った瞬間に
ドキっとした。


恋と自覚したからなのか
それとも、昼間とは雰囲気が違うからなのか。



A「あ、佐藤さん。
偶然ですね、よく来られるんですか?」


健「はい、割とよく。
Aさんも?」


A「はい、月一ぐらいで(^^)」



昼間と全く同じ
パンツスーツ姿。



でも、少し無防備に見えるのは

きっとアルコールのせいだろう。



健「結構飲んだ?」


A「や、、あ、私、すぐ顔に出るから、、
恥ずかしいです」



ピンクになったほっぺたを
両手で抑えたAさん。



健「かわいっ」


A「からかわないで下さい///」



また赤くなった顔

涙目が追い打ちをかける



待って?
めっちゃ可愛くない?



健「ていうか、彼氏?ですか?」



一応確認。
大将を信じてないわけじゃないけど


念のためってやつ。




A「おとうと、です」


健「あ、そうなんだ」




ウサギ達が頭の中のお花畑に現れた。


ウサギ達が俺に言う。
彼氏がいるかどうか聞け!と。




健「ていうか彼氏、いるんですか?」


A「いません」



ウサギ達は万歳をして、踊り始めた。



健「じゃあなんで、俺のこと拒否するんですか?」


A「拒否って…そんな。。
冗談で言ってるのかと思ってましたし」

☆NO☆→←ニヤニヤ



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真尾 アコ(プロフ) - この小説凄く面白いです!!!ハマりました! (2017年11月30日 22時) (レス) id: 5e77efd9cd (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2017年9月20日 19時

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