☆catch☆ ページ22
佐藤さんが自分の家にいて
リラックスしてゲームしてるなんて
不思議。
チャラいし、二人で出かけるなんて
絶対に嫌だって思ったのに
今は心地良さすら感じてる。
仕事で会う時より
よく笑うし、優しい顔をしてる。
つくづく、魅力的な人。
昨日の夜はどうなることかと思ったけど
あんなに酔ってても
ずっと礼儀正しくて
ステキな人だな、なんて思ってる自分がいた。
連絡無視したりして、悪かったかな
て
思うけど
今更そんな話しても、仕方ないし。。。
--------
A「服、乾きました。
私の部屋に置いておきますね。」
健「ぬ!お!
ありがとうございます!ぬあ!!」
私からコントローラーを奪って
独り占めし始めて、もう二時間。笑
A「めっちゃ進んでますね。」
健「でもこれでもまだ1/5だからね。
ここでアイテム見逃すと、絶対後々響いてくるから。
てか俺もこのソフト買おっかな。
その前にまず本体買わなきゃだけど。」
A「いつでもしに来て下さい」
健「、、、え」
手を止めて、
となりに座る、私の方を向いた佐藤さん。
A「?」
健「いいの?来ても」
あれ
なんだろう、この空気。
A「いいですよ」
ていうか、また来て欲しい。。かも。
健「…俺、今日すごく楽しかったから。
そう言ってもらえると、超嬉しい。」
ストレートな目と言葉に、息を飲む。
A「大袈裟ですよ」
その大きな瞳に飲み込まれそうで、目を逸らした。
健「・・・・」
急に黙り込んだ佐藤さん。
気になって彼の方に目線を戻すと
彼はずっとこちらを見てたみたいで
目が合った。
それはとても温かい視線で
身体が熱くなった。
ヤバイ
ツカマル
A「…….」
怖くなって、目を逸らした。
ずっと
初めて会った時から
心のどこかで、嫌な予感はしてた。
この人の魅力に捕まってしまったら
もう二度と
抜け出せないような
そんな予感が。
69人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真尾 アコ(プロフ) - この小説凄く面白いです!!!ハマりました! (2017年11月30日 22時) (レス) id: 5e77efd9cd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2017年9月20日 19時