俺最弱説 (ページ2)

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ニョロニョロページ2

冴島「と、いうことで
午後の雑誌撮影にも同行させて頂きますので…お昼ご一緒にどうですか？」

マネージャー「いいですね、是非」

冴島「近くに美味しいカツ丼屋があるんですよ」

マネージャー「あー僕ちょうど食べたい気分だったんです！」

おいおい
俺はニョロニョロがいいっていったのに。

まぁ、しょうがないか。

マネさんは、前から冴島さんにメロメロだからな。

今にもスキップし始めそうなマネさんの後ろに続いて
事務所を出た。

駐車場に行き
車に乗り込んだ時

俺の前に座ったAさんが、急に振り向いた。

A「そこ、おうどんも美味しいんですよ(^^)」

健「あ、、そうなんだ」

何気なく言ったのだろうか
それとも、エスパーか？

うどんが食べれることに、心底ホッとした。

その後は

飯屋に着くまでも
撮影スタジオに着くまでも

ずっと彼女の後頭部を見て過ごした。

少し癖のある
柔らかそうな、髪の毛。

巻いてるのか、パーマなのか

毛先がニョロニョロしている。

今日はニョロニョロに弱い日みたい。

気づいた時には

自分の人差し指に、それを巻きつけてた。