俺最弱説 (ページ32)

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☆wellup☆ ページ32

車のライトに反応して

お互いに手を離した。

燃え始めてしまった何かは

お腹の奥の方から湧き上がって

口から出てしまいそう。

でも無理して飲み込むから

ずっと身体の中ぐるぐる回ってて

まるで、恋みたいで

すごく怖くなった。

A「・・・・・。」

うつむく私の肩に

優しく触れる佐藤さん。

健「ごめん、また困らせちゃった？笑」

笑ってるけど、何処と無く切なそうな顔。

そんな顔されたら心臓ギュってなる。

困ってないと言えば嘘になるけど

でも

そんな切ない顔、見たくない。

私は、嫌がってはいないから。

目を合わせて、首を横に振ると

優しい目をして、暖かく笑った佐藤さん。

健「嘘つき。笑
困ってます！ってオデコに書いてる」

A「え！」

書いてるわけないんだけど

咄嗟にオデコを押さえてしまった。

健「ぷっ。かわい。」

A「...あ、つい」

オデコにあった手を下ろして、それをお腹の前で組んだ。

さっきから、佐藤さんの視線があつい。

あつすぎて

照れる。

まともに目を合わせられなくなってきて

目を伏せたら

健「ねぇ、おやすみのハグしていい？」

って。

え？

ハグ？
この状況で？

そんなの、、、、

A「…どうするんですか」

健「ん？」

A「佐藤さんのこと、好きになっちゃったら
、、、、どうするんですか？」