〜地獄へのカウントダウン〜10 ページ48
模倣キルルはこう言いたいんだろ。
『ケロン星に連れていけ。自分達を消さないでくれ』ってな。
そんで最後にこれだ。
『我らを永久に忘れて無き者にしようなどと思う奴を、逃がすな』ってよ。
恨みも懇願もある理由なんか一つしかねぇよ、奴ら個々に意志があるからだ。
模倣品っつっても各々に個性と性格、意志は存在してそれが確立してるから、色んな意見があるんだな。
けども全員の最終的な目的は一致している。
模倣だとしても、キルミランシステムの一部として生まれて来ても、それが現在無に帰する状態にある。
それを拒絶してんだよ。
ガキの共闘の時にスコープ渡したろ?
あれからも無論データは取れた。
結果、模倣キルルが意志を伝えようと試みている時は、アンタの瞳は光るんだよ。
アンタ自身、自分の目が黄色に発光してるなんざ気付いてねえみてえだけどなァ。
模倣キルルがペコポンに来た時が光りやすく、模倣キルルを倒して奴らから距離を置いた時に戻るんだな。
くーっくっくっくっ、そんな怖え顔すんなヨ。
しわが出来ちまうぜェ?
じゃあ、気になってんだろうから、最後に付け加えとくか。
模倣キルルの戦闘能力についてだ。
バレ腕第八惑星じゃトンデモ激強だったんだろ、でもペコポンに来る奴らは大した強さじゃねえ。
ま、分かりゃあ楽チンな話だ。
ベルトがあるか否かで、模倣キルルは敵かそうでないかを判断する。
全くお花畑な脳細胞だぜェ。
そんなお花畑に、砲兵ちゃんは中立の立場として映される。
しかし、アンタの周りにはオッサンとかガキとか敵の奴がいる、だからせめてもの抵抗で弱っちくなったんだろうな。
全く阿呆なシステムだなーー
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クローン(プロフ) - Say akaさん» 有難うございます。番外編やら続編やらは後々ひっくるめてお話しようと思っておりますので、今暫くお待ち頂けると有難いです。 (2015年5月3日 16時) (レス) id: d8750a893b (このIDを非表示/違反報告)
Say aka(プロフ) - この小説凄くいいです!!これからも更新頑張ってください(^ー^)ノあと、番外編とか作りませんか? (2015年5月2日 13時) (レス) id: f86aeafa04 (このIDを非表示/違反報告)
クローン(プロフ) - 清河清明さん» 紹介されるような物である事に恐縮です。書き方とかはようやく整って来たので何とも言えませんが、そこが仇になる事もあるので良かったです。コメント有難うございました…! (2015年3月26日 12時) (レス) id: d8750a893b (このIDを非表示/違反報告)
清河清明(プロフ) - こんにちは。友人の紹介で読んでみたら予想以上に面白く、通信規制の一歩手前までいってました(笑)台本小説でもなくスーパー完璧少女でもない彼女の生き様に久々に胸熱でした (2015年3月24日 18時) (レス) id: 07f2a719b6 (このIDを非表示/違反報告)
クローン(プロフ) - 名無しさん» おわわわ…! こちらこそコメント有難うこざいます。この作品に世界観なる物が作れていたようで光栄です! (2015年3月1日 7時) (レス) id: d9f1c78e75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クローン | 作者ホームページ:ホームページはありません。
作成日時:2015年1月11日 8時