【ケロロ】軍旗を掲げよ３【ケロロ小隊】【完結】

〜地獄へのカウントダウン〜9 ページ47

ついでに日向弟が飲み込まれた時に、中で黄色く光ったって言ってたろ？


アレもそうだ。


日向弟を取り込もうとしてたんだろうな。


何故かって？


まあ、信じがたい話だけど聞いとけよ、事実なんだから。


模倣キルルは消えたくなかったんだよ。


あ？


そうだよ。


消えたくねえってこたぁ、な。


模倣キルルには意志があるって事だよ。


まさかと思ったけどなァ？


奴らはただの兵器じゃない。


砲兵ちゃんにも目とベルトを介して、消えたくねえ、って事を伝えたかったんだろうよ。


覚え、ねぇか？


んまぁ、伝わってねぇみたいだから日向弟に乗り移ろうとしたんだろうよ。


ほら日向弟が中で、消さないで、って聞こえたって言ってたろ。


それが証拠だよ、奴らなりの訴えだったんだろうよ。


あ？


くっくっくっ、そーいう事は早く言えよなァ。


今砲兵ちゃんが言った、時たま懇願の声が聞こえるってのは、模倣キルルの意志だ。


そんじゃま、砲兵ちゃんの疑問に答えてやるよ。


その目ん玉とベルトが何処でついたのかだ。


簡単なこったァ。


捨て駒の墓場、ルーラー作戦のゴミ箱、そんで砲兵ちゃんが死ぬ筈だった所。


山猫座超銀河団局部銀河群銀河系バレ腕第八惑星、でだ。


砲兵ちゃん達が脱出する時に取り付けられた。


ベルトの役割は模倣キルルのためのアンテナみてぇなもんで、目は記憶装置だ。


模倣キルルを呼び寄せて徐々に対戦形式を変えてんのも、その二つのおかげだな。

〜地獄へのカウントダウン〜10→←〜地獄へのカウントダウン〜8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す