第百七話 ページ9
A「会っておいで、それでちゃんと自分の聞きたいこと、聞いておいで」
「「っ！」」
悠太「A…っ」
私を見てもっと泣いてしまった悠太を…
ぎゅー
A「ごめんね、もっと早くに話しておけばよかったね…ごめんね」
悠太を優しく抱きしめて髪を撫でていると
海斗「Aは…知ってたのか…？」
A「詳しく聞いたのは最近、でも大まかなことは知ってたわ」
海斗「…そうか」
悠太「っ、A…俺、会ってくる…鳳先輩に」
A「うん、私たちは待ってるわ、ここで私たちが行ったら悠太が知らなきゃいけないことが聞けないから」
悠太「知らなきゃいけないこと…？」
A「そう、何故樹先輩はそうまでしてteam鳳を残したか…ね？」
悠太「……うん」
A「レッスン室に戻りましょ？皆心配してるわ」
悠太を離して、海斗と３人でレッスン室に戻り、今は…
A「…あ〜、待ってるのって歯痒い…」
あの後、悠太は樹先輩に連絡して少しだけレッスンして解散になって、皆と男子寮で待ってるの
愁「少しは落ち着け」
A「わかってるよ、けど、悠太ってなんか放っておけないから心配なんだもの…」
透「それは僕もわかる！」
海斗「だが今は待つしかないだろう」
A「ええ…」
透「お茶のおかわりいる？」
A「お願い」
透「うん、紅茶でいい？」
A「ええ」
そうして待つこと１時間…
A「遅いね…私外で待ってる」
透「僕も行く！」
海斗「俺たちも行くか」
翔「あぁ」
愁「そうだな」
男子寮の入り口で待つこと１５分
A「ぁ…悠太！」
悠太「A…ハハ…」
俯いた悠太を愁が抱きしめ…
離すと透が温かいお茶を悠太に
翔と海斗も悠太の側に…
そんな皆を見て、ううん、悠太を見て前に立って
A「役者は泣きたい時に笑うもの、でも今は泣いていいんだよ、悠太…大切なものを切り捨てるのはそう簡単な事じゃないんだから」
悠太「っ！Aっ…」
ぎゅー
悠太「Aっ！…俺はっ、俺はっ…」
A「大丈夫、悠太は間違ってないよ、夢のために何かを切り捨てるのは避けられないもの…」
悠太「うぅっ、ひっく…ひっく…」
私を力いっぱい抱きしめる悠太の背を優しく撫で続けた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗綾(プロフ) - ミキさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです(〃^ー^〃)頑張ります！ (2016年1月26日 22時) (
レス) id: 7ca60b0558 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - 続編おめでとうございます!!いつも更新楽しみにしてます♪頑張ってください(^○^) (2016年1月26日 22時) (携帯から) (レス) id: 48fd55c7f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さっちゃん | 作成日時：2016年1月26日 21時
