第百一話 ページ3
スター枠指導が終わり、帰るとき…
？「話がある」
A「はぁ…私にはないですわ、暁先輩」
暁「なぜあの時柊くんを名前で呼んだ、君は昔から柊くんと知り合いなのか」
A「…でしたら何か」
暁「ではなぜ柊くんにあんなこと言った！君だって知っているだろう！柊くんが何を背負っているか！」
A「っそんなのわかってる！翼くんは人一倍努力家で一人でなんでも抱えこんで私や樹くんを守ろうとする！そんな翼くんに私はただミュージカルを楽しんでほしいだけよ！！」
暁「っ！！」
A「っぁ…失礼します」
暁先輩の横を通りすぎて一度寮に帰って着替えて約束の場所へ…
A「…５分前か……」
そして待つこと１０分
？「お待たせ、ごめんね、遅れちゃって」
A「ううん、大丈夫だよ樹先輩」
樹「そう、それじゃゆっくり話せる場所に行こうか」
A「はい」
案内されたのは小さなカフェ…
樹「…それで何が聞きたいの？」
A「全部です、どうして私に相談してくれなかったの、どうして一人で決めたの、どうしてっ…どうして皆を置いてっちゃったのっ…私まで一人にするなんてっ…」
今まで我慢していた涙が話をしていると止まらなくなった…
樹「A…」
A「どうしてよ…」
樹「ごめんね」
A「謝んないでよっ！謝るくらいなら…最初から話してよ…少しは頼ってよっ」
樹「っ！…ごめん、でもあいつらを残すにはこれが一番最善なんだよ」
A「でもっ、樹先輩が居なかったら意味ないよっ…」
樹「それでも、俺はあいつらをここで立ち止まらせたくないんだ、そしてA、君が側に居なきゃダメなんだ」
A「………今度、実地研修にteam鳳を、って翼くんが言ってくれたの…その補佐に私をつけてくれた」
樹「…そっか、ごめんね、辛い役目ばかり押し付ける形になって」
A「…もういいよ、樹くんの気持ちがわかったから…綾薙祭、見に来てあげてね」
樹「もちろんだよ」
そこからしばらく会話はなく、静かにコーヒーを飲んで時間は過ぎていった…
A「…そろそろ私帰りますね」
樹「駅まで送るよ」
そして駅に…
A「…それじゃあ、またね」
樹「あぁ」
私も樹先輩もぎこちないまま別れ、私は寮へ帰った…
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紗綾(プロフ) - ミキさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです(〃^ー^〃)頑張ります！ (2016年1月26日 22時) (
レス) id: 7ca60b0558 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - 続編おめでとうございます!!いつも更新楽しみにしてます♪頑張ってください(^○^) (2016年1月26日 22時) (携帯から) (レス) id: 48fd55c7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さっちゃん | 作成日時：2016年1月26日 21時
