初恋はガムのにおい (ページ3)

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次の日

　美希ちゃんと一緒に学校へ行っている時

　昨日のモヤモヤを話した。

　「ねぇ、美希ちゃん」

　「どしたのA？」

　「昨日さ、男の子と話した時心臓がバクバクしたんだけど、これって何？」

　「A、今男の子とって言った？」

　「言ったけど…」

　「ついにAにも春がやって来たかぁ！」

　「私に春？確かに今は春だけど…」

　「Aはどこまで鈍感というか。天然というか…」

　「？」

　「要するにAは“恋”をしたの！」

　「恋？なんだっけ」

　「好きになるってこと!!!で、その男の子って誰？」

　「えっと…」

　丸井くんと言おうとした時なぜか言えなかった

　名前を出すだけで。丸井くんの事を考えるだけで

　私の小さな胸が高まった

　「秘密…」

　「なにそれ？まぁいいやAの春が来たってことで多めに見たげる」

　「えへへ。」

　こんな話をしているともう靴箱にいた

　
　「おはよう！高梨」

　あの人の声がした

　何で知り合いなんだろう？

　あっっ！美希ちゃん女テニだった。。。そりゃ知り合いだわ

　「望月もおはよう」

　「お、おはよう。」

　びっくりしたぁ～

　名前覚えててくれたんだ

　嬉しい/////////////