手紙 ページ5
(岩本side)
あれから時々Aちゃんに会うけど、日に日に顔色が悪くなっている気がする。
目の下に隠しきれていないクマが見えるようになったし、忘れ物やうっかりミスが増えた。今日も俺とだてさんを迎えに来てくれたけど、道1本間違えてたし…
本人はうっかりうっかりー！って笑っていたけど…
宮「あれは少しよくないね」
岩「だよね…」
宮「姫は必死に隠そうとしているけどね。隠せていないのが、もうマズイよ」
岩「それだよね…」
そう。Aちゃんはいつも、少しくらいの体調不良なら隠す。
それはそれで困るんだけど、だけどまぁ、隠せるくらいなら大したことない。大したことあることもあるけど！
だけど今回は、隠せていない。
隠そうとしているけど、まったく隠れていない。
それは、つまり
もうだいぶ、追い詰められているということだ。
宮「…佐久間、呼ぶ？」
岩「……Aちゃんのためには、それがいいのか…」
宮「本当は嫌だけど、って顔してるね」
岩「やだよぉ〜」
宮「好きな子の事は、自分がなんとかしてあげたいよね」
岩「うん…」
宮「訊けたら、訊いてみたら。で無理なら佐久間を呼べば」
岩「俺に話してくれる気がしない…」
宮「うん、けどいつでも話してねっていう状態を作っておく事は大事でしょ。姫も、頼っていい相手が多いほうが良いだろうし」
岩「…そっか…」
宮「そうだよ」
岩「うん…ありがと、だてさん」
そうだよね。
佐久間や翔太だけじゃない。
俺にも頼ってねって、伝えることだけは出来るもんな。
.
.
帰り。
いつも通り、Aちゃんが俺を送ってくれて。いつもの停車場に停めてくれようとしたけど、無理言って駐車場に停めてもらった。
A「どうしました？珍しい」
岩「いや…Aちゃん、最近体調悪そうだなって思って…」
A「あー…」
岩「俺で相談に乗れるなら乗るし…無理でも、なんか出来ることないかな、と思って…」
A「んー……大丈夫、です」
岩「けど…」
A「うん、お気持ちは嬉しいんですけど。手助けはご無用です！」
岩「うん…いつでも頼って？」
A「はい、ありがとうございます！」
岩「うん、じゃ…帰るわ」
A「はい、お疲れ様でした！」
岩「ん？これ、なに？」
A「！！…なんでもないんです、お疲れ様でした！」
車を離れて、考える。
一瞬にして奪われたけど…なんだ、あれ
手紙？
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りんか(プロフ) - 強いキミを守るなら完結おめでとうございます‼️読んでいて、続編が読みたくなったので、［続］強いキミを守るならのパスワードを教えて貰えないでしょうか？ (12月18日 18時) (
レス) id: a15f9aa4a0 (このIDを非表示/違反報告)
Mr振り付け師兼リーダー(プロフ) - 完結お疲れ様です！読んでいてキュンキュンしたり切なかったり、とても素敵な作品で続きが気になります！こちらの続編ぜひ読みたいです！もしよかったらパスワード教えていただけないでしょうか？ (12月14日 0時) (レス) id: 2b13d3dca2 (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - 完結お疲れ様です！重いひーくん最高でした😭くすちゃんも自分があんな目にあったのにそれでもひーくんやメンバーも思う気持ちは変わらずすごく素敵だと思いました！個人的にメンバーが重！！っていう反応した時笑いましたww素敵な作品ありがとうございました！ (10月20日 22時) (レス) @page40 id: cb505c4799 (このIDを非表示/違反報告)
やっぱり活字が好き(プロフ) - こんにちは！くすちゃんとひーくん、素敵な2人がとても大好きです💛何度も読んで苦しくなりますが、くすちゃんの笑顔を想って番外編からの先を想像しつつ幸せを願っています！！ (9月8日 17時) (レス) id: 255d50e971 (このIDを非表示/違反報告)
さおりん(プロフ) - 私もすねすねひーくんもじもじさせ隊です。ひーくん重た可愛くて好き〜💛 (7月4日 14時) (レス) id: b19d2edb84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめ
| 作成日時：2023年6月10日 11時
