終わり ページ18
私「 おっっっわったぁ!!!! 」
校内にチャイムが鳴り響く 。 それは文化祭が無事に終わったことを告げる 。
服を脱ぎ捨てるようにして更衣室で制服に着替え 、再び教室に戻って片付けを始める 。
真澄「 今度俺にだけメイドの格好で対応して 」
私「 却下です 」
折角作ったペーパーフラワーも使い道が無いため、仕方なくゴミとして袋に入れる 。
装飾品は全てゴミ袋に入れ 、面倒だがゴミ捨て場に持って行こうと袋を持つも 、バッと誰かに奪われる 。
「 面倒だろ?春里さんは掃き掃除を頼む 」
学級委員長は 任せろ と言わんばかりにウィンクをして教室を出た 。
真澄「 … 何アイツ 」
私「 … さぁ 、でもまぁ楽になった! 」
ポジティブに考えほうきを手に散らかった教室を綺麗にする 。
真澄「 というか 掃き掃除するんだったらゴミ袋持って行くの後で良かったんじゃない 。 」
私「 今私も思ったよ 」
クラスメイトと協力をし 、時間はかかったものの何とか終わり 、もう帰宅できる 。
私「 帰るのだる〜 」
クラスメイトは打ち上げをするらしく、皆早めに下校を始め 、他のクラスも教室に残っている生徒は極わずかだろう 。
開けっ放しの窓の横にある椅子に座り 、何となく橙色に染まる夕焼け空を眺める 。
真澄「 え 、何 、綺麗 … 写真撮る 」
と言いつつ既に撮られていて 、頬杖をつきながら外を見つめる構図 。何となく格好つけているみたいだ 。
私「 … そろそろ帰── 」
「 あっ 」
ガラッとドアが開けられ 、そこにいたのは学級委員長 。
真澄「 … 帰んないの 」
「 いやぁそれがさ 、提出物に不備があって 。春里さん保健室に今から来れる? 」
私「 全然構わないよ 」
真澄「 … 俺も行── 」
学級委員長の後ろからちょこんと現れたのは 、例の活発な女の子 。
「 あの 、真澄くん … スマートフォン調理室に忘れてたよ 」
真澄「 … はぁ 。」
私「 じゃ、真澄また 」
リュックを背負い 、学級委員長と教室を出る 。
── そう言えば提出物って何かあったっけ 。
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皇(プロフ) - !シ .さん» 笑ってくださりありがとうございますヽ(・∀・ )ノ 真澄は正義。頑張ります!^^ (2017年12月24日 21時) (レス) id: 99f69f0d36 (このIDを非表示/違反報告)
!シ .(プロフ) - めっちゃ笑いました。真澄かわいい。頑張ってください! (2017年12月20日 12時) (レス) id: c63ed2c4ca (このIDを非表示/違反報告)
皇(プロフ) - 童話さん» ありがとうございます!(^^♪ (2017年11月24日 21時) (レス) id: 99f69f0d36 (このIDを非表示/違反報告)
童話(プロフ) - とても、面白いです!更新頑張ってください! (2017年11月23日 18時) (レス) id: 4ed159ca7f (このIDを非表示/違反報告)
無名の作者 - あいん。さん» ありがとうございます!やってはいけない誤字ですね…(*_*) (2017年10月31日 20時) (レス) id: 99f69f0d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:皇 | 作成日時:2017年10月8日 1時