【碓氷真澄】俺とアンタの赤い糸【A3】

愛情表現 ページ15

正午と午後に30分の休憩が設けられている。



大絶賛の我々の催し物はSNSでも多くの人に拡散が出ている 。 明日もある為もっと多くの人が来るのだと思うと正直シンドい 。



真澄「 … 大丈夫 ？ 」



ボーッとしてキッチンの端にある椅子に座っている私に声をかけ 、ハッとした表情で真澄を見る 。



私「 ごめんごめん 、オムライスでも食べようか 。 」



嬉しそうに目をキラ〃させ 、一緒にキッチンに立つ。



料理には自信がある私だが、流石に30分で作って食べて片付けることは出来ない 。



私「 さっきの催し物やってる時に一緒に作っちゃった 、とりあえず食べようか 。 」



ところで勿論だが私のクラスにはキッチンはない 。 調理室を借りて料理を作り 、隣の空きの教室で品を出している 。



私たちは皿を持って 、休憩してるクラスメイトの邪魔にならない端っこで食事をとることにした。



真澄「 … ケチャップで 真澄好き って 書いて 。 」



ん 。 とケチャップを差し出されるも 流石にそんな難しいことは書けない 。



私「 えー … 」



色々考え 、シンプルだが すき と震えた文字で書く。



真澄「 … 写真撮る 。 」



頬を紅色に染めながら連写をする 、その不思議な光景に思わずクスッと微笑む。



すると 、彼はケチャップを取り 、私のオムライスに字を書く 。



器用に綺麗な時で 好き♡♡ と愛を示す 。



私「 はは 、付き合ってるわけじゃないのに 」



真澄「 俺以外有り得ないから 」



いただきます 、と手を合わせ 少し冷めたオムライスを口に入れる 。



真澄「 … 美味しい 」



私「 だねー 」



休憩後も接客に専念し 、無事に事を終えた 。



ふと監督からLimeが来る 。



『 お疲れ様 、明日私と他の人連れて行くね！頑張って！ 』

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