帰り道 ページ12
Aに無理矢理背中を押され 、相手のペースのまま校舎裏に着いた。
… 本当最悪。
案の定 好きだ とか 付き合ってほしい とか。
真澄「 無理 」
俺は他の女に興味はない。
俺は足早に待たせている彼女の元へ向かう。
「 … 春里さんのどこがいいのよ 、あんな子 … 」
真澄「 おいアンタ 、今なんて言った。あいつのことを悪く言うな。 」
相手の顔を見て吐き捨てる様にして言う。
私「 おかえり。 」
真澄「 … うん。只今。 」
何も言わずに手を絡めてみる。彼女の手は氷のように冷たい。
私「 ち、ちょっと …手 … ッ 」
慌てふためくその可愛らしい動作に ふふっ と笑ってしまう。
真澄「 甘えたい 」
私「 き、今日だけです 」
学校から抜け出し 、車の数が少ない 、静かな住宅街の中を歩く。
昨日よりも遥かに多くの枯葉が落ちていて 、花もどことなく弱々しい。
私「 ううう、寒い 」
突然の冷風に身を震わせ 、自然と手を握る強さが強くなる。
可愛い。
まだ衣替えのシーズンだからか、Aはジャケットを着てきていない。
互いの手を離し 、自身のジャケットを彼女にかける。
私「 悪いよ！それに真澄も寒いでしょ？ 」
と言い終えると くしゅっ と小さくクシャミをする。何しても可愛い。
真澄「 アンタに温まってほしい。 」
再び手を絡ませ 、恋人繋ぎをする。… 念願叶った。
私「 明日クレープ屋行こう 」
真澄「 え？でも── 」
私「 今日は家で一緒にココア飲もう？…作るからさ。」
胸が苦しい。やっぱりAじゃないと嫌だ。
真澄「 A 、大好き … 」
───今の俺、どんな顔をしているんだろうか。
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皇(プロフ) - ！シ .さん» 笑ってくださりありがとうございますヽ(・∀・ )ﾉ 真澄は正義。頑張ります！^^ (2017年12月24日 21時) (
レス) id: 99f69f0d36 (このIDを非表示/違反報告)
！シ .(プロフ) - めっちゃ笑いました。真澄かわいい。頑張ってください！ (2017年12月20日 12時) (レス) id: c63ed2c4ca (このIDを非表示/違反報告)
皇(プロフ) - 童話さん» ありがとうございます！(^^♪ (2017年11月24日 21時) (レス) id: 99f69f0d36 (このIDを非表示/違反報告)
童話(プロフ) - とても、面白いです！更新頑張ってください！ (2017年11月23日 18時) (レス) id: 4ed159ca7f (このIDを非表示/違反報告)
無名の作者 - あいん。さん» ありがとうございます！やってはいけない誤字ですね…(*_*) (2017年10月31日 20時) (レス) id: 99f69f0d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皇 | 作成日時：2017年10月8日 1時
